40歳を過ぎてデビューしたコラリー・ファルジャ、「サブスタンス」に自身の痛み重ねる
映画
ニュース

「サブスタンス」ティザービジュアル
映画「サブスタンス」の監督コラリー・ファルジャのインタビュー映像がYouTubeで公開された。
本作は、50歳を過ぎた元トップ女優エリザベスが再生医療“サブスタンス”に手を出したことから物語が展開。治療薬を注射したエリザベスの背中を破って若さと美貌を持つスーが現れ、スターダムを駆け上がっていく。デミ・ムーアがエリザベス、マーガレット・クアリーがスーを演じた。
40歳を過ぎ、2017年に「REVENGE リベンジ」で監督デビューしたファルジャ。映像には、「(若さを失った)私にはもう価値がない」「映画界でもう居場所がない」と“負のオーラ”を感じていたという当時を回想する姿が。彼女は「なぜこれほどまで年を取ることに不安を抱くのか」「自分を解放させたかったですし、より広い視野で考えたいと思った」と「サブスタンス」の制作経緯を語っていく。
さらにファルジャは、エリザベスのモデルがアカデミー賞主演女優賞を2度受賞したあとに“別の生き方”としてエアロビ番組で人気を博した俳優ジェーン・フォンダであると告白。映画界から追いやられたエリザベスが、次の生き方を見つけたにもかかわらず、なぜ“サブスタンス”に手を出したかについて話す様子も収められた。
第97回アカデミー賞でメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した「サブスタンス」は、5月16日に全国で公開される。
※「サブスタンス」はR15+指定作品
©︎The Match Factory