広島を舞台にした三浦貴大×武田航平のW主演作公開、ヒロインは咲妃みゆ
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左から咲妃みゆ、三浦貴大、武田航平
三浦貴大と武田航平がダブル主演を務める映画「やがて海になる」の劇場公開が決定。8月に広島・八丁座、呉ポポロシアターで先行上映され、秋に全国で拡大公開される予定だ。
「ある役者達の風景」の沖正人が、生まれ故郷を舞台に自身の人生を投影して監督した本作。舞台は広島県の西部、瀬戸内海の島嶼部に位置する江田島市だ。島から出ずに生きてきた修司は、畑で父親が突然死したことに責任を感じ、うだつの上がらない日々を送っていた。そんなある日、東京で映画監督として活躍する幼なじみの和也が、江田島を舞台に映画を撮ることを知る。一方、2人が好きだった幸恵は妻子ある男と付き合っていた。3人の思いが交錯する中、人生半ばの男女の青春模様をつづる。三浦が修司、武田が和也、咲妃みゆが幸恵を演じた。
三浦は「幼馴染の二人、和也と幸恵を演じた武田さん、咲妃さん。江田島の風景や肌で感じる雰囲気。そういったものに助けられ、修司という人物像が自然と形作られた気がします」、武田は「『あの時』には気づけなかった故郷の清らかさ、尊さ、儚さ、無形の財産と向き合える作品です。和也と修司という現在対極にいる親友同士が、それぞれ違う角度から故郷を表現し、心の会話を進めていく姿があまりにもエモーショナルです」とつづった。咲妃、沖によるコメントは以下の通り。
三浦貴大 コメント
修司を演じるにあたって、今回は多くの努力を必要としませんでした。
幼馴染の二人、和也と幸恵を演じた武田さん、咲妃さん。
江田島の風景や肌で感じる雰囲気。
そういったものに助けられ、修司という人物像が自然と形作られた気がします。
特に幼馴染の二人は不思議なことに、本当に昔からの友達であるかのように感じていました。
あとは、沖監督と、脚本に身を委ねるのみでした。
この作品での多くの出会いは、私にとっての宝物です。
私は文章を書くのが苦手で、すべての思いを伝えるのが難しいのですが、
是非映画を見て、江田島の風を感じていただければと思います。
武田航平 コメント
故郷を振り返る事はありますか?
それは場所だけでなく、心の故郷も含めて。
この映画は「あの時」には気づけなかった故郷の清らかさ、尊さ、儚さ、無形の財産と向き合える作品です。
和也と修司という現在対極にいる親友同士が、それぞれ違う角度から故郷を表現し、心の会話を進めていく姿があまりにもエモーショナルです。
江田島や呉の素晴らしい海と暖かな方々に支えらて撮影に挑みました。
三浦くんの圧倒的体現力と俳優力
咲妃さんの憂い帯びた可憐な儚さ
沖監督の故郷へのあまりにも強い情熱
携わってくださった方々の愛が詰まっています。
ぜひ、劇場でそれぞれの故郷と向き合って頂けたら幸いです。
咲妃みゆ コメント
呉や江田島は不思議と心が落ち着く場所でした。私の故郷とどこか通ずるものを感じたからだと思います。
暑い時期の撮影には数々の困難が立ちはだかりましたが、故郷を想う沖監督の大きな愛とスタッフの方々や共演者の方々の熱意が強く結びついた先に、人や自然の尊さを感じられる素敵な映画が誕生したことを幸せに思います。三浦さん、武田さんとは今回が初共演だったのですが、人見知りであるはずの私が最初から自然体で居られたことに自分でも驚きました。幸恵役を追究できたのはお二人のおかげと深く感謝しております。どうかこの作品が、ご覧くださる方々を優しさでそっと包むことができますように…。
沖正人 コメント
これまで広島を舞台にした多くの映画を観てきました。
広島で生まれ育った私にとって、地元が映画で取り上げられるのは嬉しいことです。
しかし、任侠や戦争ばかりが題材となることに、もどかしさを感じてきました。
だからこそ、私が「これまで誰も観たことのない、最高純度の広島映画」を撮ろうと決意しました。
この作品が、広島だけでなく、世界中の人々の心に届くことを願っています。
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