刑務所の優等生と問題児が心を通わせる、「シンシン」本編映像&新ビジュアル到着
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「シンシン/SING SING」アザーポスタービジュアル
映画「シンシン/SING SING」より、本編映像の一部とアザーポスタービジュアルが到着した。
実話をもとにした本作は、最重警備のセキュリティを誇る米ニューヨークのシンシン刑務所を舞台に、収監者たちが更生プログラムの舞台演劇を通して人生を変えていこうと模索する物語。無実の罪で収監されたディヴァインGにコールマン・ドミンゴが扮し、刑務所一の問題児ディヴァイン・アイ役に元収監者で実際にRTA(芸術を通しての更生)プログラムに参加したクラレンス・マクリンが起用された。
YouTubeで公開された本編映像は、ディヴァインGとディヴァイン・アイが対立するシーン。アイがナイフを持っていることに気付いたGは「演劇プログラムは皆のすべて。芝居で外界を味わえる。頭の中で出所できる。それを奪うな」と懇願する。対してアイは「要る物は俺が決める」「俺や俺の物を誰も守っちゃくれねえ」「ニガをナメるな」と声を荒らげるが、Gは「ここでは“ニガ”と言わず“相棒”と言う。覚えとけ」と落ち着いた声で彼を諭す。当初は相いれない2人だが、アザービジュアルには舞台稽古を通して関係性が変化していく2人の穏やかな表情が切り取られた。
実際の撮影現場でも、劇中さながらコールマンがクラレンスにそっと寄り添い、アドバイスしていたという。クラレンスは「舞台演劇で演技を学んできた私に、コールマンはカメラの前での演技を教えてくれました。彼は偉大な俳優にもかかわらず謙虚でフレンドリーに接し、私たちの緊張をほぐしてくれました」と振り返り、コールマンも「クラレンスはスポンジのような俳優で、私が教えたことを次々と吸収していきました。素晴らしい俳優です」と絶賛している。
グレッグ・クウェダー監督作「シンシン/SING SING」は、4月11日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開。
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