菊地姫奈主演『V. MARIA』公開記念舞台挨拶レポート SUGIZO「もう公開されるの!?という感じ」
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『V. MARIA』公開記念舞台挨拶より
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すべて見るモデルで俳優の菊地姫奈が主演を務め、宮崎大祐が監督を務める映画『V. MARIA』(読み:ヴィイマリア)の公開記念舞台挨拶が目黒シネマで開催され、菊地ほか、共演の藤重政孝、劇中歌と劇伴を担当したSUGIZO、宮崎監督が登壇した。
映画上映前、ステージにキャスト、監督が登壇すると満席の会場からは大きな拍手が沸き起こった。補助席、立見席もすべて完売し、満員御礼のロケットスタートを切った。劇場に集まった観客に向かって宮崎監督は「本日は寒さと雨という最悪のコンディションの中、お越しいただきありがとうございます」と御礼、菊地も喜びを伝えた。
藤重は元気を出す為に、とコール&レスポンスを敢行。観客と共に「Yeah!」と声を上げ、思い残すことはありませんと笑いを誘った。SUGIZOが、「先月まで作業をしていたので、もう公開されるの!?という感じもありますが、とても思い入れのある作品なので公開日を迎えられて、すごく感慨深いです」と挨拶すると、再び会場は大きな拍手で包まれた。
本作で挑戦したことを尋ねられた菊地は、「ヘドバンです」とはにかみながら回答。また、「マリアの細やかな心情の変化を大切に丁寧に演じることを心掛けました」と初主演のプレッシャーに負けじと真摯に取り組んだことを挙げた。宮崎監督は「役者の皆さんの演技と音楽が共に映えることを目指しました」と明かし、また、「ライブハウスの音を体感できるようなセッティングで仕上げを行えたので、ライブハウスに行ったことがない方はビックリするかもしれません」と見どころも教えてくれた。
続けて、劇中で主人公・マリアとのシーンも多い藤重は「菊地姫奈さんが初主演と思えないぐらい、ミリ単位の繊細なお芝居をされていて圧倒されました」と見どころを挙げると、SUGIZOも「家族愛や絆、母と娘の物語。普通なことがどれだけ奇跡なのか……と改めて気付かされ、すごく響きました。菊地さんの演技が素晴らしくて泣きました」と、V系の映画という側面だけではなく、誰でも共感できる家族の話が内包されている点と菊地の演技を絶賛。それを聞いた菊地は、照れた様子で笑顔をのぞかせた。
SUGIZOの印象について尋ねられた藤重は「高校生の時にアルバムを買ったことがあります。30年前、CDデビューをして音楽番組ですれ違った際には挨拶もさせていただいて」と思い出を振り返ると、「挨拶されたことあったっけ!?」と驚くSUGIZO。また、藤重は「SUGIZOさんと対峙してのレコーディングには、憧れとプロとしてのせめぎ合いがあった。でも、とても幸せな時間でした」と喜びを伝えた。SUGIZOは「鹿鳴館の撮影時に歌詞を間違えていた箇所があり、レコーディングの際はそれに合わせて歌詞を変えた部分もあります」と裏話を明かし、「音と画を繋ぐのが大変だった」と苦労した点も教えてくれた。
最後に菊地が「皆さんに褒められて嬉しいです。この映画に登場する皆ひとりひとりに物語があります。マリアの成長していく姿にも注目してご覧いただきたいですし、V系の音楽もぜひ楽しんでいただきたいです!」と本作の見どころを伝え、大盛況のうちに舞台挨拶を終えた。
<作品情報>
『V. MARIA』
4月14日(火) まで2週間限定上映
公式X:
https://x.com/mcinema_mmj
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