俳優ヴァル・キルマーが死去、「トップガン」アイスマン役や2代目バットマン役で活躍
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ヴァル・キルマー
「トップガン」シリーズのアイスマン役や、「バットマン フォーエヴァー」のバットマン / ブルース・ウェイン役などで知られる俳優のヴァル・キルマーが、4月1日に肺炎のため死去したことをIndieWireなどが報じた。65歳だった。
1959年12月に米ロサンゼルスで生まれたキルマー。10代の頃にニューヨークのジュリアード音楽院演劇科で学び、舞台でプロの俳優としてのキャリアを始めた。1984年に「トップ・シークレット」で映画初出演を果たし、その後も「トップガン」をはじめ、ジョージ・ルーカス原作の「ウィロー」、ジム・モリソンに扮した「ドアーズ」、助言者エルヴィス役で出演した「トゥルー・ロマンス」など話題作に多数参加。1995年製作の「バットマン フォーエヴァー」で、マイケル・キートンからバットマン役を引き継いだ。
2000年代に入ってからも「ブラインド・ホライズン」「キスキス,バンバン」など精力的に映画へ出演するが、2014年に喉頭がんを患ったことをきっかけに闘病生活に入る。機械の力を借りて発話ができるまでに回復した彼は、2022年製作「トップガン マーヴェリック」のアイスマン役でトム・クルーズと再共演を果たした。彼が自らプロデューサーを務め、出演作の未公開映像とともにこれまでのキャリアを語った2023年のドキュメンタリー「ヴァル・キルマー/映画に人生を捧げた男」はU-NEXTで観ることができる。
(情報提供:IndieWire / VM / ゼータ イメージ)
(写真提供:Pacific Press / Sipa USA / Newscom / ゼータ イメージ)