小川あんら出演のホラーオムニバス「NN4444」再上映、現代社会における不条理を描く

映画レーベルのNOTHING NEWが製作したホラーショートフィルム作品集「NN4444」が、4月25日より東京・シモキタ - エキマエ - シネマ「K2」ほかで順次再上映される。

同作は、現代社会における不条理をそれぞれの視点から描くオムニバス作品。2024年2月の公開時には14日間連続でチケットが完売になり、同年8月9日から再上映が行われた。劇場での上映は今回が3回目で、このたび再上映を記念したアザービジュアルも解禁された。

ラインナップは「犬」「Rat Tat Tat」「VOID」「洗浄」の4作品。中川奈月が監督、小川あんが主演した「犬」は、抑圧的な恋人と婚約したばかりの主人公・楓が、夜道で女に犬のように吠えられたことから物語が展開していく。佐久間啓輔監督作「Rat Tat Tat」は、パーティに出かけた1組の夫婦が、にぎわう会場で狂気に包まれていく様子が描かれ、錫木うり、原田新平らが出演した。

岩崎裕介が手がけた「VOID」では、友人を亡くした高校生・麻木の周りでおかしな現象が起こる。野内まる、平井まさあき（男性ブランコ）がキャストに名を連ねた。宮原拓也の監督作「洗浄」では、夏子らが“水の呪い”に飲み込まれる若者たちを演じた。なおこれらの作品は、劇場で鑑賞してほしいという製作チームの思いから配信の予定がなく、今後の国内での劇場公開も未定だ。