古川健×青年座「同盟通信」を2年ぶりに再演、戦争と報道について見つめる
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劇団青年座「同盟通信」初演の様子。左から高松潤、石母田史朗、松川真也。(撮影:坂本正郁)
劇団青年座 第253回公演「同盟通信」が4月18日から22日まで東京の恵比寿・エコー劇場にて上演される。
これは2023年に初演された作品。劇団チョコレートケーキの古川健が作劇、黒岩亮が演出を手がける。舞台は1936年。日本新聞聯合社(聯合)を母体に発足した同盟通信社は、6月に日本電報通信社(電通)通信部を合併して、イギリスのロイター通信、アメリカのAP通信、フランスのAPF通信に対抗する大日本帝国の通信社として誕生する。そして、同盟通信記者の大岡明雄、黒田宗篤、谷川治郎は、情報部に新設された海外情報分析室に配属され……。大岡を石母田史朗、黒田を高松潤、谷川を小豆畑雅一が演じる。
上演に際し黒岩は「現在、日本にはニュースをテレビ・ラジオ・新聞社に配信する通信社が2つあります。共同通信と時事通信。この2つの通信社の前身が80年前まで存在した、ナショナル・ニュース・エージェンシー『同盟通信』です。今年は大戦終結80年の年です。ウクライナ、ガザでの戦闘が激化している、いま、戦争と報道を『同盟通信』の記者たちの姿を通して見つめます。2023年に初演。好評をいただきました『同盟通信』をぜひ御観劇ください」とコメントした。
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