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「華岡青洲の妻」大竹しのぶが華岡青洲ゆかりの地を訪問、入学式にサプライズ登場も

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華岡青洲の住居兼診療所・春林軒を訪れる大竹しのぶ。

「華岡青洲の妻」でタイトルロールを務める大竹しのぶが、外科医・華岡青洲が生涯を過ごした和歌山県紀の川市にある道の駅・青洲の里をはじめ、華岡家にゆかりのある場所を、昨日4月11日に訪れた。

「華岡青洲の妻」は、有吉佐和子が1966年に発表した作品。世界で初めて全身麻酔による手術を成功させた青洲のエピソードをもとに、嫁と姑の闘いが描かれる。齋藤雅文が演出する今回の公演では、青洲の妻・加恵役を大竹、青洲役を田中哲司、青洲の母・於継役を波乃久里子が務める。

青洲の里に隣接する和歌山県立高等看護学院の入学式にサプライズで登場した大竹は「入学された皆様、本当におめでとうございます。私は皆様よりちょっと若いときに女優になりましたが、十代で看護師を目指して、誰かの役に立ちたいと思えることは、それだけですごいなと思います」と祝いの言葉を述べた。

その後、華岡家の墓参りへ。華岡家の墓からほど近い、青洲の住居兼診療所である春林軒も見学した。取材に応じた大竹は「『華岡青洲の妻』は、小学生の頃にドラマを観たのを覚えています。すごくドキドキしながら、お嫁さんとお姑さんの闘いを観ていました。それから大人になって原作を読んで、こうやって青洲先生の生まれた地を訪れることができ、心してやらないと、という気持ちになりました。この作品には、『◯◯のし』といった紀州の方言が出てきますが、その柔らかい語尾の裏で嫁姑の闘いがあったりして、そういったところがとても面白いなと思います。人間のおかしさや愚かさ、優しさが詰まっていて、そこが有吉先生の作品の良さだと感じています」と作品の印象を語る。

また、「初めて青洲の里に伺って、青洲先生が本当に人々のことを考えて生きてらっしゃった偉大な方だということがわかって、そしてそれを支えたのが加恵と於継なんだと改めて感じることができました。加恵と於継の闘いもですが、青洲先生のすごさ、加恵と於継のすばらしさの3本柱を、表現できればいいなと思っています」と抱負を述べた。

「華岡青洲の妻」の公演は、7月10日から23日まで京都・南座、26・27日に福岡の久留米シティプラザ ザ・グランドホール、8月1日から17日まで東京・新橋演舞場で行われる。チケットの一般販売は、福岡公演分が4月20日、京都・東京公演分は6月9日にスタート。

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