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映画「メガロポリス」日本公開が決定!IMAX上映も実施、ハークと松竹の共同配給

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「メガロポリス」ポスタービジュアル

「ゴッドファーザー」や「地獄の黙示録」で知られるフランシス・フォード・コッポラが監督・脚本・製作を担った映画「メガロポリス」の日本公開が決定。ハークと松竹の共同配給のもと6月20日に封切られ、IMAXでの公開も行われる。このたびポスタービジュアルと予告編が解禁された。

本作の舞台は、富裕層と貧困層の格差が社会問題と化したアメリカ共和国の大都市ニューローマ。新都市メガロポリスの開発を推進する天才建築家カエサル・カティリナと、財政難の中で利権に固執する市長のフランクリン・キケロは真正面から対立する。一族の策謀にも巻き込まれ、カエサルは絶体絶命の危機に直面するのだった。アダム・ドライバーがカエサルを演じている。

コッポラは幼少期に観たH・G・ウェルズ原作のSF映画「来るべき世界」に着想を得て、1980年代より「メガロポリス」の脚本を構想。2001年にはロバート・デ・ニーロ、ポール・ニューマン、レオナルド・ディカプリオらを迎えて台本の読み合わせを行い、撮影準備も進めていたが、同年にアメリカ同時多発テロ事件が発生したことで企画は中断された。

その後、約300回にも及ぶ脚本の書き直しを経て、2021年、コッポラは自身のワイナリーの一部を手放し、私財1億2000万ドル(約186億円)を投じて映画製作を再始動。企画をあきらめなかった理由について、コッポラは「この作品は私の中でまだ孵化し続けていた。というのも、私は作り方を知らない映画を作るのが好きだからだ。作り方を知らなければ、映画が作り方を教えてくれる。それに耳を傾けると、とてもエキサイティングなんだ」と語っている。

最初の構想から40年を経て、映画は2024年の第77回カンヌ国際映画祭のコンペティションで初上映。「映画とその無限の可能性に興奮し続ける映画作家の作品」(The New York Times)、「『メガロポリス』は映画である以上に体験であり、体験として忘れがたい」(Detroit News)と評された。

古代ローマの叙事詩を現代のアメリカと重ね合わせた本作。その狙いをコッポラは「アメリカが共和制ローマの再来であることは明らかだ。ニューヨークに行けば、ローマ時代の建物で埋め尽くされていることに気付かされるだろう。私の意図は、古代ローマを模倣した現代のニューヨークを舞台にしたローマ叙事詩を書くことだった」と明かしている。

ドライバーのほか、カエサルと対立する新市長フランクリン・キケロ役で「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」のジャンカルロ・エスポジート、キケロの娘ジュリア役で「ワイルド・スピード」シリーズのナタリー・エマニュエルが出演。オーブリー・プラザ、シャイア・ラブーフ、ジョン・ヴォイト、ローレンス・フィッシュバーン、タリア・シャイア、ジェイソン・シュワルツマン、ダスティン・ホフマンが脇を固めた。

「メガロポリス」の予告編はYouTubeで公開中。

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