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「かくしか」永野芽郁が高校生の歓声に「目が覚めた!」大泉洋は「このあとの授業大変」

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「かくかくしかじか」高校プレミアの様子。上段左から関和亮、鈴木仁、森愁斗。下段左から畑芽育、大泉洋、永野芽郁、見上愛。

映画「かくかくしかじか」の高校プレミアが本日4月15日に東京・宝仙学園高等学校で行われ、キャストの永野芽郁、大泉洋、見上愛、畑芽育、鈴木仁、森愁斗(BUDDiiS)、監督の関和亮が登壇した。

東村アキコが自身の実話をもとに執筆した同名マンガを原作とする本作。マンガ家を夢見る高校生・林明子と最恐の絵画教師・日高健三による9年間の“闘いの記録”がつづられる。永野が明子、大泉が日高を演じ、見上が明子のクラスメイト・北見役、畑が明子の絵画教室の後輩・佐藤役、鈴木が明子に勧められて絵画教室に通うようになるヤンキー・今ちゃん役で出演した。

本作のテーマは夢を追うことの楽しさや切なさ、そして支えてくれる人へ思いを伝えることの重要性。そういった感情を身近に得る機会の多い高校生たちに映画の魅力を届けるべく、このたび学校でのイベントが催されることとなった。この日は約530名の生徒が会場に集まり、永野らは大歓声に包まれながらレッドカーペットに登場。生徒たちと直接言葉を交わしたほか、サイン入りカラーボールを投げるなどのサービスも行われた。

永野は生徒と触れ合った感想を聞かれると、「本当に皆さん元気で、朝早かったですが一瞬で目が覚めましたよ!」とコメント。大泉は「君たちはどこまで元気なんですか! このあとの授業大変ですよ」と語りかけたあと、「僕らが顔を向けるだけで『キャー』ですからね。まさか関監督ですら、こんなに人気があるとは思いませんでしたよ(笑)」と驚きの表情を見せた。

親子役で共演経験のある永野と大泉。永野が「前回は共演日数が多くなかったんですが、今回はガッツリ一緒で。本当に面白い方ですし、現場から2時間かけてお鍋屋さんにも連れて行ってくれたんです」とほほえむと、大泉は「宮崎が舞台の映画ですけれど、鹿児島まで行きました。僕1人でも行こうと思ったんですが、よく付き合ってくれましたね」と感謝を伝える。そして永野に関して「改めて、役者としてのすごさを見ました。油断したら『わ、すごいなこの人』と観客のようになってしまう。気合いを入れて日高先生でいないと、のみ込まれると思いました」と述懐。関は「和気あいあいとした雰囲気ですが、リハーサルが始まると一気に緊張感に包まれる。先生と明子の関係性が数秒でパッと出てくるのがプロだなと思いました」と2人をたたえた。

見上は撮影について「ワイヤーを使ったコミカルなシーンもあれば、竹刀で気迫を見せる場面もあったり。皆さんの切り替えがすごくて『付いて行きます!」という気持ちでいました」と振り返る。もともと原作が好きだったと明かす鈴木が「大切な今ちゃんの役をやらせてもらえるということに緊張しましたが、撮影初日から大泉さんとゼロ距離のにらみ合い。そこで吹っ切れました」と思い返すと、大泉も「もうチューしちゃうくらいの距離だったよね(笑)」と打ち明けた。

トークが「学生時代の思い出」に移ると、永野は「朝ドラを撮っていたので、学校に全日で通うことはあまりできなかったんですが、(クラスの)みんなから寄せ書きをもらったり、窓からお見送りしてくれたんです」と回想。畑は「勉強が苦手だったので、よく教卓で怒られてました。理解しようとがんばるんですが、わからない自分にもどかしさを感じて涙が出てくるんです」と告白する。そして「僕も勉強が苦手で……」と続く森は、「中学生の頃からスケボーにハマってました。放課後に滑りに行ったりしたんですが、そしたら受験まで滑っちゃって(笑)」とおちゃめに話して高校生たちを笑わせた。

最後に大泉は「授業がある中で、朝からありがとうございます。おじさん、とっても元気になりました」と挨拶し、「本音で先生と生徒が話すことが難しいこの時代が、少しでもいい方向に動けばいいなと思います」と言葉を紡ぐ。永野は「この映画を観て、東村先生の人生を少しだけ知れた気になりました。皆さんも自分の中に恩師がいたら、ぜひ『ありがとう』と伝えてみてください」と呼びかけた。

「かくかくしかじか」は、5月16日より全国でロードショー。

©︎東村アキコ/集英社 ©︎2025 映画「かくかくしかじか」製作委員会