Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > 中原丈雄・渡辺裕太演じる親子が熊本豪雨の被災地で船を漕ぐ「囁きの河」特報解禁

中原丈雄・渡辺裕太演じる親子が熊本豪雨の被災地で船を漕ぐ「囁きの河」特報解禁

映画

ニュース

ナタリー

「囁きの河」本ポスタービジュアル

映画「囁きの河」の本ポスタービジュアルと特報映像が解禁。キャストの清水美砂、渡辺裕太のコメントも到着した。

2020年に発生した熊本豪雨の被災地を舞台とする本作の主人公は、災害から半年後に母の訃報を聞いた今西孝之。故郷へ足を運んだ彼は変わり果てた町を目にし、22年会うことのなかった息子の文則と再会する。文則は孝之の以前の職である球磨川下りの船頭になるための修業に励んでいたが、幼い頃の自分を見捨てた父に心を開こうとしない。一方、孝之のかつての恋人・雪子は、おかみとして働く老舗旅館「人吉三日月荘」の再生を試みる。しかし孝之の幼なじみでもある夫・宏一は、目の前で父が土砂にのみ込まれるのを見てから雪子と口を利けていなかった。

孝之を熊本出身の中原丈雄が演じ、雪子役で清水、宏一役で三浦浩一、文則役で渡辺が出演した。そのほか篠崎彩奈、カジ、輝有子、寺田路恵、宮崎美子、不破万作もキャストに名を連ねている。清水は「ロケ現場は実際に被害にあった建物で撮影いたしました。痛々しく静寂が支配し心痛が襲ってきました。それでも、希望を捨てず覚悟を持って前進する“人吉の方たちの想い”が街中を包み、生きとし生けるものの力強さを感じました」とコメント。渡辺は「文則にとって父・孝之は、大切な時期に一緒にいてくれなかった人であり、一番求めていた人」「父と時間を共にする事で、ここに生まれた運命やこの場所で生きていくとはどういう事なのか考えていく。そんな心の動きを丁寧に演じたいと思いました」と語っている。

このたびYouTubeで公開された映像には、球磨川沿いを歩く孝之の姿や、文則が船を漕ぐ様子、孝之の「川んささやきに耳ば澄ませろ」というセリフが収められた。

連続テレビ小説「おしん」を手がけた大木一史の監督作「囁きの河」は、6月27日より熊本・熊本ピカデリーで先行上映され、7月11日から東京の池袋シネマ・ロサほか全国で順次公開される。

清水美砂 コメント

山科雪子を演じさせて頂きました清水美砂です。
今西孝之を演じられた中原丈雄さん、雪子の夫山科宏一を演じられた三浦浩一さんは
お二人共昔から分け隔てなく暖かく接してくださるお人柄で再びこの映画でご一緒でき幸せでした。
ロケ現場は実際に被害にあった建物で撮影いたしました。痛々しく静寂が支配し心痛が襲ってきました。
それでも、希望を捨てず覚悟を持って前進する“人吉の方たちの想い”が街中を包み、生きとし生けるものの力強さを感じました。
そしてその想いがこの映画なのです。
照明をほとんど使わず自然光の中で綺麗さだけではない心の表れを其々の役者が表現しております。
どうぞ劇場でご覧になって下さい。

渡辺裕太 コメント

文則にとって父・孝之は、大切な時期に一緒にいてくれなかった人であり、一番求めていた人だと思います。
だから突然現れた父親に対して、怒り、悲しみ、憧れ、悔しさ、色んな感情が渦巻いていて、
父と時間を共にする事で、ここに生まれた運命やこの場所で生きていくとはどういう事なのか考えていく。
そんな心の動きを丁寧に演じたいと思いました。
同級生の樹里は、文則にない視点から地元を見たことで刺激を与えてくれますし、
彼女との触れ合いがまた、文則の人生を方向づけていきます。
彼女に対してかつて抱いた想いや、現在の葛藤も、とても重要な部分と考えて演じさせていただきました。
ぜひ、劇場でご覧ください。

©︎MISTY Film