Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > 「花まんま」有村架純が“壁”のない鈴木亮平を信頼「地元にずっと住んでいるお兄ちゃん」

「花まんま」有村架純が“壁”のない鈴木亮平を信頼「地元にずっと住んでいるお兄ちゃん」

映画

ニュース

ナタリー

「花まんま」プレミア試写会イベントの様子

映画「花まんま」のプレミア試写会イベントが4月17日に東京・有楽町朝日ホールで行われ、キャストの鈴木亮平、有村架純、鈴鹿央士、ファーストサマーウイカ、オール阪神、オール巨人、監督の前田哲が登壇。イメージソングを手がけたAIも参加した。

朱川湊人の小説をもとにした同作は、両親を早くに亡くし、大阪の下町で暮らす兄妹の不思議な記憶をめぐる物語。鈴木が兄の加藤俊樹、有村が結婚を控える妹フミ子、鈴鹿央士がフミ子の婚約者・中沢太郎を演じ、ファーストサマーウイカが俊樹の幼なじみである三好駒子、オール阪神がお好み焼き屋「みよし」の大将で駒子の父・三好貞夫、オール巨人が俊樹の職場である山田製作所の社長に扮した。

鈴木と有村は本作で初共演。互いの印象を聞かれると、鈴木は「現場でもすごくナチュラルで、気を使い合わない関係。実際の兄妹はそんなにべたべたしないので、何も言わなくてもそういう距離感でいられて相性がよかったと思います」と回想。対して有村は「撮影現場に入ると、すでにこの地元にずっと住んでいるお兄ちゃんという雰囲気。“壁”が一切ない印象で、みんなを自然と巻き込んで前に進めてくれる方だと感じていました」と鈴木への信頼をのぞかせた。

中沢は“カラスと話せる学者”という個性的なキャラクター。鈴鹿は演じるにあたって「真っすぐさや紳士さを伝えられたら変に見えないと思いました。その姿勢がフミ子と向き合うときにも表れる」と振り返る。そんな彼を「愛されるべき人」と評する有村は「人としてユニークで、この人の実態って一体なんだろうと深堀りしたくなる人柄だと思います」と言及。「監督とどこか似ている」とも話すと、前田は「どう見ても似ていませんよ(笑)。央士くんは優しいんですよ。僕も大好きです」と伝えた。

ファーストサマーウイカは撮影時、鈴木と本当の幼なじみのような空気感を作っていたそう。彼女が「駒子をちょい役だと思っている方がいると思いますが、一番親近感を持って観ていただける役かもしれません」と述懐すると、鈴木は「アドリブで何を出しても返してくれて、これ以上ない幼なじみでした」と彼女を称賛。オール阪神・巨人もファーストサマーウイカのアドリブのすごさを熱弁した。

AIは本作に提供した書き下ろし楽曲「my wish」について「ここにいる皆さんも願いごとがあったと思いますが、なかなか叶わないことがあります。この曲には、それでも信じて向かっていけば絶対いつか叶うという気持ちを込めています」と説明。サビ部分をアカペラで生披露すると、有村は「AIさんの母のような慈愛に満ちた愛のようなものが、この作品にぴったりだと思いました」とコメントした。

最後に有村は「皆さんにとって大切な人を思い出し、自分自身の人生も振り返れるような作品だと思います」と本作をアピール。鈴木は「愛する人と出会った経験、失った経験、逆に愛する人が生まれてきた経験があると思います。この映画を観て、心の底に眠っている記憶を少しでも思い出してくれたらうれしいです」と挨拶し、イベントの幕を引いた。

「花まんま」は、4月25日より全国ロードショー。

©2025「花まんま」製作委員会