劇場版「名探偵コナン」山田孝之は相撲に挑戦したい、山下美月が激ヤバ席で試写鑑賞
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「名探偵コナン 隻眼の残像」公開記念舞台挨拶の様子
劇場版「名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)」の公開記念舞台挨拶が本日4月19日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、声のキャストである高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、高田裕司、小清水亜美、山田孝之、山下美月が登壇した。
青山剛昌原作による劇場版「名探偵コナン」シリーズ第28弾となる本作では、長野県の雪山を舞台に、毛利小五郎と隻眼の刑事・大和敢助を軸とした物語が展開される。高山が江戸川コナン、山崎が毛利蘭、小山が毛利小五郎、高田が大和敢助、小清水が長野県警所属で敢助の幼なじみである上原由衣の声を担当。山田が長野の山中で炭焼き小屋を営む寡黙な男・大友隆、山下が国立天文台野辺山に所属する施設研究員・円井まどかを演じた。
イベントでは、本作が公開1日目で観客動員数69万人、興行収入10.5億円を記録したことが発表された。観客の中にはすでに8回鑑賞したというファンがおり、登壇者たちを驚かせる。高山は「何度観ても面白いということを再確認しました! でもがんばりすぎないでね。下山の際も気をつけて」と物語にちなんでジョークを飛ばしつつ、観客をねぎらった。周囲の反響について山下は「SNSや身の周りで、初日から観に行っている方をたくさん見かけます。個人的には原作やアニメを観直したくなる作品だと思います」とコメント。山田は「公開2日目で8回観る方がいるなんて、実写作品では聞いたことがありません。コナン人気のすごさを感じます」と伝える。
本作でのコナンの活躍に関して高山は「本当に人使いの荒い子供でしたね(笑)」と述懐。彼女が劇中の小五郎について「やっぱりできる人なんだと思いました。“やればできる子はやらない子”と言いますが、(本作での小五郎は)“やる子”でした!」と称賛すると、山崎が「褒めすぎ……」とツッコミを入れて笑いを誘う。そんな山崎は「蘭はお父さん(小五郎)の活躍をあんまり見られないのですが、完成した映画を観てカッコいいなと思いました。この姿をお母さんが見てくれたらいいのに」とほほえんだ。MCから「小五郎が劇場版で活躍するのは20年ぶり」と紹介されると、小山は「おっちゃん(小五郎)はいつも涎を流していますが、今回は涙を流しています」と口にし、会場を盛り上げた。
本作では、長野県警の敢助の過去が明かされる。高田は「去年この作品のお話を聞いたときは内容をまだ知らず、長野県警がちょこちょこ登場するとしか思っていなかったんです。でもテレビシリーズの収録の際に高山さんに『次の劇場版、お願いしますよ。長野県警ががんばりますからね』と教えてもらい、プレッシャーを感じ始めました。台本を確認してからはワクワクした緊張感に変わりました」と回想。小清水は「(公開を迎え)想像を大きく超える皆様の期待と愛を受け、いまだにドキドキが収まりません」と述べた。
アフレコ時の思い出を尋ねられた山田は「感情がたかぶると声がうわずってしまうのですが、感情よりもキャラクターとしての声を重視してほしいと演出を受けました。声が高くならないように気をつけたのですが『ムズッ』と思いました」と振り返る。山下は「関係者用の初号試写が満席で、こんなにスタッフさんがいるのかと驚きました。私の席が山田さんと青山(剛昌)先生の間という激ヤバの席で、手汗が止まりませんでした。すごい体験でした」と明かした。
続いて登壇者たちは、本作の舞台が雪山であることや“山”がつく名前のキャストが多いことにちなみ、「今年、登り(上り)詰めたいこと」をフリップで発表することに。1人旅が好きだという山下が「旅行」と書く中、山田は「相撲に挑戦したい」と回答。「やっぱり憧れですよね。相撲で決着つけることもありますからね」と発言し、登壇者や観客をどよめかせる。さらにイベントでは、主題歌を手がけたKing Gnuによるメッセージ映像の上映も。これは前日に行われたゲリラライブ後に収録されたもので、メンバーがコナンにライブの感想を尋ねる様子などが収められた。
重原克也が監督を務めた「名探偵コナン 隻眼の残像」は全国で公開中。
©2025 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会