松坂桃李・染谷将太がW主演、魚豊原作の劇場アニメ「ひゃくえむ。」公開日決定
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「ひゃくえむ。」でダブル主演を務める染谷将太(左)と松坂桃李(右)
劇場アニメーション「ひゃくえむ。」の公開日が9月19日に決まり、俳優の松坂桃李と染谷将太がダブル主演を務めたと発表された。YouTubeでは特報映像が公開中だ。
「チ。―地球の運動について―」で知られるマンガ家・魚豊の連載デビュー作「ひゃくえむ。」をもとにした同作では、陸上競技100m走の世界で最速に挑む男たちの狂気と情熱が描かれる。「音楽」の岩井澤健治が監督、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」のむとうやすゆきが脚本を担った。
松坂は生まれつき足が速く、友達も居場所も当たり前に手に入れてきた“才能型”のトガシ役、染谷はつらい現実から逃れるため走り続けてきた転校生で、トガシとの出会いをきっかけに100m走にのめり込む“努力型”の小宮役に起用された。松坂は「原作から感じた音や汗、体温がそのまま伝わる作品になっていることを願います」、染谷は「観る方の息も思わず上がってもらえるように大切に演じました」とコメントした。なお2人は2011年公開の映画「アントキノイノチ」以来、14年ぶりに共演する。
「ひゃくえむ。」は全国でロードショー。
松坂桃李 コメント
原作を読んだ時に、登場人物の呼吸や、風を切っていく音、足が地面について駆けていく音、汗、体温を感じました。初めての経験でした。なにより、選手一人一人の葛藤や、繊細な心の機微に揺さぶられ、ページを捲る手が止まりませんでした。そんな「ひゃくえむ。」のアニメーション映画に参加できることを、光栄に思うと同時に、とてつもなくプレッシャーも感じました。染谷くんとの共演は14年ぶりとなりますが、とても嬉しかったです。
染谷くんが演じた小宮は、まさに小宮でした。原作から感じた音や汗、体温がそのまま伝わる作品になっていることを願います。是非楽しみにしていてください。
染谷将太 コメント
魚豊先生の原作を読んだとき、聞こえないはずの100m走を走る音が聞こえてくるような、自分が風を切っているような躍動感を感じました。それをアニメーションに落とし込んだら、絶対面白い作品になるだろうなと心惹かれました。小宮には気持ちが先走って限界がどこだか分からなくなってしまうような人間味があり、僕自身にも響くところがあります。観る方の息も思わず上がってもらえるように大切に演じました。
©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会