大和悠河は“怪盗クイーン”そのもの、加藤和樹は推しの声…Cocomiが大興奮のアフレコ述懐
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「怪盗クイーンの優雅な休暇」完成披露上映会にて、左からCocomi、大和悠河、加藤和樹、はやみねかおる
映画「怪盗クイーンの優雅な休暇(バカンス)」の完成披露上映会が、本日4月21日に東京・新宿バルト9で行われ、クイーン役の大和悠河、ジョーカー役の加藤和樹、イルマ姫役のCocomi、原作者のはやみねかおるが舞台挨拶に登壇した。
池田重隆が監督を務めた本作は、はやみねの小説「怪盗クイーン」シリーズをもとにしたアニメーション映画の第2弾。性別・年齢・国籍不明の怪盗クイーンが、過去に因縁のあるサッチモの挑戦状を受け、豪華客船に乗り込むさまが描かれる。大和は「前作では、皆さんの想像する声になっているかドキドキしました。今回もクイーンが大活躍しているので楽しんでいただけたらうれしいです」とほほえみ、加藤は「第2弾の話を聞いたときはうれしかったです。収録までの時間、今か今かとワクワクしながら待っていました」と述懐した。
新たに仲間入りしたCocomiは「お二人とはアフレコで初対面だったんですけど、クイーンそのものが作品から飛び出てきたようでした。スーツでアフレコにいらしていて……」と大和に憧れのまなざしを向ける。また客席に向かって「あの、ツイステってご存知ですか……?」と問いかけ、スマホゲーム「ディズニー ツイステッドワンダーランド」の“推しキャラ”の声優が加藤であったことを告白。「推しの1人と共演するなんて」と夢心地のCocomiに対し、加藤は「その話をアフレコ終盤のタイミングで聞いたんですよ。取っ掛かりとして、先に話してくれればよかったのに(笑)」と苦笑した。
タイトルにちなみ「バカンスを過ごすなら?」という質問を受けると、パリ在住の大和は「いろんな舞台を観て満喫したいです」と優雅に回答。加藤は「豪華客船というものに一度乗ってみたいですね。たまに居酒屋のトイレに『世界一周』みたいなポスターが貼ってあるじゃないですか。ああいうの気になりますね」と述べて笑いを誘う。さらにCocomiは「一番好きな国がフランスなので、パリで美術館や演奏会を巡ってゆったり過ごしたいです」と答え、大和と意気投合。加藤も「(豪華客船で)立ち寄りますね」と約束を取り付けた。
本作のお薦めポイントの話題になると、ヤマトはクイーンの変装のこだわり、加藤はジョーカーの心情がうかがえるシーン、Cocomiはイルマ姫が成長する姿を挙げていく。はやみねは「クイーンのさくらんぼのナイトキャップ。あれは見れてうれしかったですね」と声を弾ませ、さらに「20年以上前に執筆したときは、ジョーカーとイルマ姫を恋物語風にしたんです。でも加藤さんがインタビューで『ジョーカーは自らの生い立ちと重ねるようにイルマ姫を見守っていた』とおっしゃっていて。そうやん!って気付かされました(笑)」と言及。加藤の「原作者は先生ですから!」というフォローもよそに、はやみねは「35年(作家を)やらせてもらってますけど、まだまだ教えてもらうことが多いです」と加藤の解釈に感服していた。
「怪盗クイーンの優雅な休暇」は5月23日に全国で公開。なお舞台挨拶では、第1週の入場者特典が、はやみねによる書き下ろしショートストーリーブック全3種であることが明らかに。クイーン、ジョーカー、RDそれぞれのバカンスをフィーチャーし、映画本編と連動した物語が描かれる。特典は5月23日から29日まで数量限定でランダム配布される。
(c)はやみねかおる・K2商会・講談社/「怪盗クイーン」製作委員会