映画『ノスフェラトゥ』おぞましい声が響き渡る本編映像公開　ニコラス・ホルト「声を初めて聞いた時は本当に怖かった」

リリー＝ローズ・デップが主演を務める映画『ノスフェラトゥ』より、新たな本編映像が公開された。

本作は、『ウィッチ』『ライトハウス』『ノースマン 導かれし復讐者』などで知られるロバート・エガース監督の最新作で、監督が幼少期に夢中になったF・W・ムルナウ監督のサイレント映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』（1922）に独自の視点を入れたゴシック・ロマンスホラー。

物語は、不動産業者のエレン（リリー＝ローズ・デップ）の夫・トーマス（ニコラス・ホルト）が、商談を結ぶためにトランシルヴァニアへと向かい、そこで恐ろしい見た目をしたオルロック伯爵（ビル・スカルスガルド）と、運命的な出会いを果たすところから始まる。古い貴族の家柄で、高齢のように見えるオルロック伯爵は、エレンとトーマスが暮らす街に屋敷を購入したいと言う。

公開された本編映像は、なぜ古びた屋敷を購入するのか不審に思いながらも、トーマスがオルロック伯爵と契約を結ぶシーンで、本編冒頭の物語が動き出す重要な場面だ。オルロック伯爵の全貌は確認できないものの、低く重厚感のある声に、細く伸びた指先からは、不気味な様相を感じさせる。また、トーマスが腰に下げていた、妻エレンからの贈り物であるペンダントを意味深げに手に取るオルロック伯爵の姿も。この契約をきっかけに、エレンとトーマス夫妻の運命が大きく動き出す。

約4時間もの特殊メイクにより驚異的な変貌を遂げたオルロック伯爵役のスカルスガルドは、外見だけでなく、その“声”にも強いこだわりを見せた。対峙したニコラス・ホルトも、「彼がこの役のために作り上げた声を初めて聞いた時は本当に怖かった。とても威圧的で、完璧に作り込まれた恐ろしい声だった。声を聞いた時は感動したけど、近くにいるだけでぞっとしたよ」とコメント。音を修正する必要がないほど、完璧で深みのある低音域を披露したスカルスガルドは、「ロバートはできるだけ人間らしい声に仕上げたかった。そして、それは決して容易なことではなかったよ」と、苦労を語っている。

『ノスフェラトゥ』本編映像1

＜作品情報＞
『ノスフェラトゥ』

5月16日(金) 公開

公式サイト：
https://www.universalpictures.jp/micro/nosferatu

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『ノスフェラトゥ』本編映像1