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藤原紀香らが舞台「サザエさん」に意気込み、もし役を選べたら松平健は「タマを演じたい」

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ナタリー

舞台「サザエさん」製作発表の様子。左から高橋惠子、松平健、藤原紀香、葛山信吾。

舞台「サザエさん」の製作発表が、本日4月23日に東京都内で行われた。

2019年に初演された舞台「サザエさん」は、テレビアニメ版から10年後の磯野家を描いた作品。2022年にはそこからさらに数年後を描く第2弾が上演された。今回は、2019年の第1弾が田村孝裕の脚本・演出で再演される。本日の製作発表には、いずれも過去公演から続投となるフグ田サザエ役の藤原紀香、フグ田マスオ役の葛山信吾、磯野フネ役の高橋惠子、磯野波平役の松平健が、キャラクターに扮して出席した。

藤原は「サザエでございます!」と元気いっぱいにあいさつし、役柄と自身の共通点を「ドジをしても、それを全部笑いに変えてしまうポジティブなところ」と分析。3度目のサザエ役に向けては「登場人物はみんな、何気ない日常をとても楽しんでいる。演出の田村さんは『1つひとつの出来事を心の中でスパークさせて』とよくおっしゃるのですが、何度稽古を重ねても、毎回喜びを感じながら務めたいと思っています」と言葉に力を込めた。

葛山は「人との交流を大切に演じられたら。今回、新しいキャストが加わるのも楽しみ」と期待を口にする。また葛山が元気に舞台に立つための秘訣は、夜遅くに1・2時間の散歩をすることだという。それを聞いた高橋が「職務質問されたりしない!?」と尋ねると、葛山は「今のところないです(笑)。セリフをブツブツ言いながら歩くこともありますが」と明かして会場の笑いを誘った。

高橋は自身と役柄の共通点を「フネはタマと話ができる。私も動物全般と話せるんですよ。まあ、自分でそう思うだけかもしれないけど(笑)。一度ゴキブリに『ごめんね、一緒には暮らせないのよ』と言って出て行ってもらったことがあります」と報道陣を笑わせつつ、「“割烹着を着て立ち働くお母さん”への尊敬を込めてフネを演じたい」と述べた。

松平は「波平は“古き良き時代の父”。子供の成長を見守りつつ常に説教していますが、気付かないところでフネに助けてもらっている部分もある。“家長である”という自覚をもって波平になれたら」と語った。

会見ではキャストが「もし役を選べるなら誰を演じたいか」という質問に答える場面も。藤原は「選べない! マスオさんになってサザエとデートしたいし、フネさんと波平さんのデートも演じたい。それに波平の『バカモン!』もやってみたい(笑)」、葛山は「三河屋のサブちゃん(三郎)」と回答。また高橋は「カツラをかぶってみたいので波平」、松平は「ネコのタマですね。よく寝ていてかわいいですから」と記者たちを和ませた。

藤原は「サザエさん」のアニメの魅力について「外の景色や花が季節によって描き分けられているし、家族で四季の行事やイベントを家族で楽しんでいて素晴らしい」と話し、「家族のあり方や人との距離感が変わってきた今だからこそ、今回の舞台では、心でつながることの大切さを伝えたい。お客様が劇場をあとにするとき『明日からまた優しく生きられるかも』と思ってもらえたら」と結んだ。

なお本公演では、タマ役を酒井敏也が演じるほか、磯野カツオ役を草川直弥(ONE N' ONLY)と佐藤友祐(lol)、磯野ワカメ役を平尾帆夏(日向坂46)、フグ田タラオ役を藤代翔真(wink first[TRAINEE])と松﨑光(wink first[TRAINEE])が、それぞれWキャストで務める。公演は6月5日から17日まで東京・明治座、7月5日から8日まで大阪・新歌舞伎座にて。チケットの一般販売は、東京公演分が4月27日12:00、大阪公演分は5月10日10:00にスタートする。

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