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竹久夢二の全体像を見ていただけるように、坂東玉三郎が南座特別公演に思い

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坂東玉三郎

6月に京都・南座で上演される、松竹創業百三十周年「坂東玉三郎特別公演」竹久夢二生誕百四十年記念に向けて、昨日4月23日に京都府内にて会見が行われた。

福田美術館の協力で、会場には竹久夢二の「長崎十二景」の原画全12点が飾られた。玉三郎は「今回の公演では『口上』『残月』『映像 夢二慕情』『長崎十二景』という4本で上演させていただきます。メインは舞踊の『長崎十二景』にはなりますが、40年ほど前に上演した『夢二慕情』を新たに映像作品として撮りおろし、夢二の生涯を語ります。映像作品を加えることで、今年1月の大阪松竹座よりもバージョンアップして、竹久夢二の全体像を見ていただけるようになっております」と公演への思いを述べる。

さらに演目の見どころとして「竹久夢二は、たまき、彦乃、お葉という多くの女性に囲まれた方ではございましたが、別れもあり、悲しみや苦しみもおありだったのだろうと思います。しかし今回は竹久夢二の生涯を演じるわけではないので、心の葛藤を描くというよりは、『長崎十二景』の女性たちのような、浄化された魂や美しさ、雰囲気を表現することに努めたいと思っております。連綿とつながっていく曲の中で、『長崎十二景』の裏に、詩人であり絵描きである竹久夢二の人生があったということを感じていただければと思います」と語った。

また6月6日から8日まで上演される「松竹創業百三十周年 坂東玉三郎×春風亭小朝 南座特別公演」については「3年ほど前から、小朝さんとは何かご一緒しようとお話していて、昨年7月の歌舞伎座公演が実現しました。当時ちょうど越路吹雪さんの37回忌の後だったこともあり、私が歌う『越路吹雪物語』ができ、さらに、『牡丹燈籠』を、小朝さんのお噺の隣で私がお峰とお露をやるという形になりました。南座では、二人の対談をつけた三本立てで上演いたします」と話した。

「『坂東玉三郎特別公演』竹久夢二生誕百四十年記念」の公演は6月12日から22日まで。チケットの一般販売は5月9日10:00にスタート。

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