1階で義父介護、2階で違法風俗 山内ケンジの新作「アジアのユニークな国」6月公開
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「アジアのユニークな国」ポスタービジュアル
「友だちのパパが好き」「At the terrace テラスにて」で知られる山内ケンジが監督・脚本を担った映画「アジアのユニークな国」が、6月28日より東京・ポレポレ東中野ほか全国で公開決定。ポスタービジュアルと場面写真が到着した。
本作は東京都内のある一軒家を舞台にした“純粋社会派深刻喜劇”。曜子は夫が仕事の間、1階で義父の介護をし、2階で違法風俗を営業していた。政治と社会に敏感で、ケア労働と風俗営業の両方に一生懸命な曜子。明るく朗らかに働く彼女の姿から、善悪の彼岸、そしてこの国の矛盾をも見つめていく。
出演は鄭亜美、岩本えり、金子岳憲、岩谷健司ら。ビジュアルには鄭演じる曜子の姿と、「アジアのユニークな国って日本のこと? か、この女性のこと?」というコピーが収められている。配給はスターサンズが担当。
城山羊の会を主宰する劇作家の山内は「正しいことを言う話が以前にも増して多くなり、なおかつそこにたくさんのお客さんが来ていてもういい加減ヘキエキしている私です。映画はもっとそうではないでしょうか? なので、『いいは悪いで悪いはいい』的なものを書かないともう普通に呼吸もできない、となったのです」とコメントしている。
※「アジアのユニークな国」はR18+指定作品
©『アジアのユニークな国』製作委員会