香港の民主化デモを命懸けで追ったドキュメンタリー「灰となっても」6月公開
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「灰となっても」メインビジュアル
香港出身のアラン・ラウが2019年に起きた香港の民主化を要求する大規模な抗議活動を命懸けで撮影したドキュメンタリー映画「灰となっても」が、6月28日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。メインビジュアルが到着した。
犯罪容疑者の中国本土引き渡しを可能にする逃亡犯条例改正案が立法会に提出されたことを発端に、2019年に香港で起こった大規模デモ。参加者たちは香港の人口の3割を占める約200万人に膨れ上がった。
抗議運動の最前線でアラン・ラウはカメラを回し、香港の若い世代の勇敢さと恐れを知らない心、そして香港警察当局の冷酷さと残虐性を記録。1000時間以上の映像から「灰となっても」は制作された。なお本作の原題「寧化飛灰」は「塵として朽ちるよりも、灰となっても燃え尽きるほうがいい」という意味を持つ言葉。人生を無為に過ごすよりも、短くとも激しく生きるという覚悟を表している。
©rather be ashes than dust limited