自らの加害性を見つめる冷たい春…かるがも団地「逆光が聞こえる」開幕
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かるがも団地 第10回本公演「逆光が聞こえる」より。(撮影:中嶋千歩)
かるがも団地 第10回本公演「逆光が聞こえる」が、昨日4月24日に東京・新宿シアタートップスで開幕した。
「逆光が聞こえる」は、かるがも団地の“自治会長”である藤田恭輔が脚本・演出を手がける作品。若くして成功を収めつつある脚本・演出家の不破はある日、旧友の仙田と再会する。学生時代、明るいキャラクターで人気者だった仙田は、10年の時を経て精神的に疲弊していた。貯金が底をついた仙田は犯罪行為に走り、前科が付いていて……。出演者には板場充樹、北原州真、武田紗保、百瀬葉、北川雅、小澤南穂子、宮野風紗音、内田倭史が名を連ねた。
開幕に際し、藤田は「今までで一番、初日の幕が上がるまで反応が読めない作品でしたが、カーテンコールで拍手をいただき、また熱のこもった感想を幾つもいただき、胸を撫で下ろしております。自らの加害性を見つめる冷たい春、かるがも団地10回目の本公演は『逆光が聞こえる』です。今日までの道程で目を逸らしてきたこと、どこかに置き忘れてしまっていたことを描きました。どうか最後まで見届けてください!」とコメントした。
上演時間は約1時間55分で、公演は4月27日まで。なお本公演では配信が行われる。
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