恋愛を通してパートナーや家族の形を考え直す、キルハトッテ「チョコレイト」
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キルハトッテvol.5「チョコレイト」チラシ表
キルハトッテvol.5「チョコレイト」が5月21日から25日まで東京・小劇場楽園にて上演される。
キルハトッテは劇作家・演出家の山本真生と俳優の吉沢菜央による創作ユニット。旗揚げ以来、“家族”や“生き方の選択”をテーマに作品を発表してきた。新作「チョコレイト」ではバレンタインデーを舞台に、結婚を目前に控え、パートナーとの関係性に悩んでいる主人公した物語が展開する。
作・演出を手がける山本は、上演に向けて「私は『ロマンチック・ラブ・イデオロギー』が隠してしまっている生き方の選択肢があるのではないかと思う。固定の価値観に囚われず、好きな相手と好きに一緒に居るための人生の選択とはなんなのかをクリエイションを通して考える。また、私は恋をしているのか『誰か』にさせられているのか分からなくなる時がある。幼い頃から、周りには恋愛の物語が溢れていて、『ロマンチック・ラブ・イデオロギー』に則って幸せになる登場人物たちをたくさんみてきた。恋愛を楽しいと思うと同時に、この幸せは『物語』に植え付けられたものなのではないだろうかと思ってしまう瞬間がある。だからこそ、今回は『物語』の構造を借りてこの感覚に向き合ってみたい」と語っている。
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