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坊っちゃん劇場「新・鶴姫伝説~鎧に白い花を~」が開幕、小多桜子・小原悠輝ら出演

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坊っちゃん劇場 第18作ミュージカル「新・鶴姫伝説~鎧に白い花を~」囲み会見より、左から深沢桂子、小原悠輝、小多桜子、高橋知伽江、深作健太。

坊っちゃん劇場 第18作ミュージカル「新・鶴姫伝説~鎧に白い花を~」が昨日4月29日に愛媛・Great Sign 坊っちゃん劇場で開幕。公演前に囲み会見が行われた。

「新・鶴姫伝説~鎧に白い花を~」は、坊っちゃん劇場の新作公演。2009年に坊っちゃん劇場の第4作目として上演された「鶴姫伝説」をベースに、高橋知伽江が作・作詞、深作健太が演出、深沢桂子が作曲・音楽監督を手がける。しまなみ海道・大三島の伝説「鶴姫」を題材にした本作では、戦国時代の瀬戸内海・大三島を舞台に、平和を願い、愛と運命に翻弄される若き姫の姿が描かれる。鶴姫役を小多桜子、鶴姫と心を通わせる若き海将・クロタカ役を小原悠輝が演じるほか、カモメ役に江村美咲、龍神役に森加織、塩飽水軍の武者・ウミワシ役に執行巧真が名を連ねた。

高橋は「真ん中にまっすぐ通っている平和への祈り、命を尊く思うことは、最初から変わりません。今作からは登場人物や新しい曲が増えております。この鶴姫伝説の話が、400年前の昔の話というわけではなく、今の私たちにとっても身近な、よく考えなくてはいけない題材だというのを新演出の中では、新たに取り上げてもらっています。ご覧いただいた方が、帰り道に、ご家族の話などをする機会になったら嬉しいなと思います」とコメント。深沢は「2014年に作った音楽から玉麻尚一さんに、今の時代に合うアレンジをしていただきました。今回、2曲新曲を作りましたが、深作さんの演出に見事にはまっていると思います。そして、この作品は私にとっても思い出深い作品ですが、テーマ曲の『いつか平和が』を劇場から帰る時に口ずさんでいただけたらと思います」とアピールした。

深作は「20年、ミュージカルのロングラン公演をずっと続けている、こんな劇場は日本に他になく、愛媛県の宝、日本の宝だと思います」と坊っちゃん劇場に言及しつつ、「世界は、戦争の影など、悲しい声が溢れています。日本にいる私たちも、どうやって心で寄り添えるかを考えながら作りました。遠い国の出来事と思わずに、自分たちの身近な問題として、答えは出ない問題だと思いますが、この作品を観て一緒に考えて、何か一筋の光を見つけていただけたらと。そんな祈りを込めて作りました」と演出意図を語った。

また、小多は「たくさんに方に愛されて、色んな想いが込められた作品に、鶴姫役として出演させていただくことは、光栄に思っており、また身が引き締まる思いです。たくさんの公演数がありますが、一公演一公演、平和の祈りを込めて、みんなでお客様に届けていけたら思います」、小原は「『新・鶴姫伝説』の『新』には、今、私たちができることを全てやろうとする思いがこもっていると思います。制作陣の先生方が用意してくださった大船を動かすには、大きな力が必要ですが、必死にオールを持って漕いでおります。皆様に届けられますように、日々、全力で公演して参ります」とそれぞれ意気込みを見せた。

公演は来年3月までを予定。

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