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特集「映画批評月間」でパトリシア・マズィを特集、最新作「ボルドーに囚われた女」も

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ナタリー

「ボルドーに囚われた女」場面写真 ©DR

特集上映「第6回映画批評月間 ~フランス映画の現在をめぐって~」が6月6日から東京の東京日仏学院エスパス・イマージュで開催。今秋に「サターン・ボウリング」の日本公開を控える監督パトリシア・マズィを特集する。

アメリカ滞在中に出会ったアニエス・ヴァルダの庇護のもとで短編映画を監督し、ヴァルダの「冬の旅」の編集を担当したマズィ。1989年の初長編「走り来る男」以降、激情、あるいは断固たる決意を秘めたヒロインを主人公とした作品を多く発表している。特集では「走り来る男」のほかに、ジョン・フォードを敬愛するマズィが手がけた西部劇風サスペンス「ポール・サンチェスが戻って来た!」、フェミサイドの問題を浮き彫りにするスリラー「サターン・ボウリング」、世代や階層の異なる女性間の友情を描いた最新作「ボルドーに囚われた女」がラインナップされた。来日するマズィのマスタークラスも行われる。

ほかにも世界的に高い評価を得たフランス映画から、日本でなかなか観られる機会のない近年の作品を選りすぐった企画「批評家たちが選ぶ 2022-2024ベスト」を実施。カイエ・デュ・シネマ誌による2022年ベストテン第1位に選ばれたアルベルト・セラの「パシフィクション」、昨年の第77回カンヌ国際映画祭で上映されたアルノー&ジャン=マリー・ラリユーの新作「ジムの物語」など8本が並んだ。また、ジャン=マリー・ストローブが「ブニュエルとタチの両者を継承するおそらく唯一の存在」と称賛した知られざるヌーヴェルヴァーグの作家リュック・ムレも特集する。

チケットはPeatixにて5月16日正午に発売。上映作品やトークイベントの一覧は以下の通り。

第6回映画批評月間 ~フランス映画の現在をめぐって~

2025年6月6日(金)~7月19日(土)東京都 東京日仏学院エスパス・イマージュ
料金:1100円(トーク付き上映は1500円)

パトリシア・マズィ監督特集

  • 走り来る男
  • ポール・サンチェスが戻って来た!
  • サターン・ボウリング(サンリス・フィルム配給)
  • ボルドーに囚われた女

批評家たちが選ぶ 2022-2024ベスト

  • パシフィクション(アルベルト・セラ)
  • ゴールドマン裁判(セドリック・カーン)
  • ある王子(ピエール・クレトン)
  • 歓喜(イリス・カルタンバック)
  • テンプル森のギャングたち(ラバ=アムール・ザイメッシュ)
  • イート・ザ・ナイト(キャロリーヌ・ポギ&ジョナサン・ヴィネル)
  • 彼のイメージ(ティエリー・ド・ペレッティ)
  • ジムの物語(アルノー&ジャン=マリー・ラリユー)

知られざるヌーヴェル・ヴァーグ、リュック・ムレ特集

長編

  • ブリジットとブリジット
  • 密輸業者たち
  • ビリー・ザ・キッドの冒険
  • カップルの解剖学
  • 食事の起源
  • 労働喜劇
  • ルート17の遭難者たち

短編

  • 焼け過ぎのステーキ
  • 黒い大地
  • 地下鉄の改札
  • メドールの帝国
  • 開栓の試み
  • 映画館の座席
  • ウニの陰謀
  • ロングスタッフ氏の亡霊

トークイベント

6月7日(土)17:30「テンプル森のギャングたち」上映後オンライントーク
<ゲスト>ラバ・アムール=ザイメッシュ
6月8日(日)15:00 映画のアトリエ「リュック・ムレ、乏しさの詩学」
<講師>葛生賢
6月14日(土)17:00「彼のイメージ」上映後オンライントーク
<ゲスト>ティエリー・ド・ペレッティ
6月21日(土)17:30 先行上映「サターン・ボウリング」上映後トーク
<ゲスト>パトリシア・マズィ
6月22日(日)18:30 パトリシア・マズィ マスタークラス
※このほか随時発表