GENERATIONS 小森隼&中務裕太のクリエイティブ「やりたいことがどんどん出てきている」
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GENERATIONS 左から)中務裕太、小森隼 (撮影/梁瀬玉実)
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すべて見るライフワークにしていきたいエンタメステージを毎年継続して実現させているGENERATIONSの小森隼と中務裕太。自分が得意なことをとことん追求するふたりの姿をステージで目の当たりにできるのが、6月に公演を控える『小森隼の小盛りのハナシ』第五弾と『中務裕太のマルチダンス~多次元裕太をお見せします~』の第四弾だ。それぞれ、こだわりがたっぷり詰まったステージを創り上げている舞台の制作裏エピソードに迫った。
隼は1を100に広げるトークが上手い

――小森さんは出演・企画・脚本を自らが手掛ける2時間のトークライブ『小森隼の小盛りのハナシ』の第五弾、中務さんはダンスの可能性を探るライブ『中務裕太のマルチダンス~多次元裕太をお見せします~』の第四弾の公演を今年もやることになった意気込みから聞かせて下さい。
中務 初回は誰をゲストに呼ぶのかというところから色々考えましたけど、もう第4弾ですからね。慣れてきましたが、今回も自分がワクワクできるものをファンの皆さんにお見せしたい気持ちは最初から同じ。今回もゲストを迎えて色々なダンスにチャレンジする予定です。
小森 5回目の公演は、僕自身30歳の節目の年なんですよね。今までは未来を見据えて前身していくようなチャレンジをしてきたんですが、今年に限っては今の現在地をちゃんとお話する会にしたいです。……って言っても、取材の今は脚本をまだ1文字も書いてなく、予定なんですけども(笑)。
――お二人とも演出など、ご自身で手掛けるにあたって、ご準備に時間がかかりそうですね。
中務 いや、基本的にリハーサルが嫌いなんで。僕はわりと直前に集中してやるタイプですね。
小森 僕はさすがに脚本もあるんで、ギリギリの準備では無理ですけど。初回公演は急にやることが決まって、時間がない中で準備したんですよ。でも、1回目は、鈴木おさむさんにお願いをして、たくさんアイデアやアドバイスをしていただいて完成したので、自分だけで作りあげた舞台ではなかったんですが、2回目からは自分でやっています。
――公演を重ねるごとにバージョンアップされていそうですね。
小森 いや、トークライブは何回やっても難しくて、まだコツは掴めてないです。普段からいろんな方のトークライブを観に行っていて、この間はマキタスポーツさんの単独ライブを観て来ましたけど、やっぱり面白かったですね。めちゃくちゃ勉強になりました。
中務 お笑いのトークライブ、観に行ったことない。でも、隼は大したことないように思えることを大袈裟に話すのが上手い(笑)。1を100に広げられるのは才能だと思います。自分はトークが苦手だから、広げられないし、そもそも喋りたくない(笑)。トークは専門外なので、隼に任せます。
小森 いやいや。裕太くんのトークですごいなと思うのは、間なんですよ。話しをしていて、間を入れられるっていうのはすごい強みなんじゃないかな。僕はわーっと詰め込んで喋っちゃうタイプで、間なんて全くないから(笑)。

――小森さんはトークを回す側の人間で中務さんはじっくり受け身でトークを聞くタイプで、真逆に見えます。
小森 そう、だから、裕太くんがいてくれるとすごく安心感がある。聞き手側にとって、魅力的な間なんじゃないかな。僕にはこの安心感は出せないので、素晴らしいなって思います。
中務 いや、2時間ひとり喋りをしたら、間だらけ(笑)。1人でずっと喋りっぱなしのライブでお客さんを引き込めるのはすごい。ちゃんとオチつけて、起承転結もしっかりしてるトークライブなんで、自分にはできないなって、見ていて思いましたね。台本がちゃんとあってもね、お客さんを入れて話すって難しいですから。
小森 いや~、僕は芸人さんと違って1年に1回しかやってないし、毎回チャレンジです!
――小森さんはトークライブなどで勉強されて、トークが上手い人ってこういうところが他の人と違うなって思ったことはありますか。
小森 やっぱり自分のキャラをちゃんと分かっているということですかね。話に色があるというか。僕の場合は、あまり自分のキャラは意識してないですけど、ラジオでゲストがいる時のトークの場合は、質問をたくさんするようにしています。1つのトピックスやテーマで話す時、1個の質問で終わらないようにはしていて。聞き手に回れるのが自分のちょっとした強みなのな、と。
中務 隼はGENERATIONSイチトークが上手い。他のメンバーより頭10個分ぐらい抜けてますからね。
――小森さんのトークライブではルールがあるそうですね。
小森 そうですね。グループを飛び出して自分1人でチャレンジする舞台なので。僕の人生の大半はメンバーと一緒に過ごしてきた時間ですけど、メンバーではないところからトークのネタを見つけるようにしていて。僕を知らない人でも楽しく聞けるようなものにしたいんですよね。
中務 なるほど。
GENERATIONSとしてパフォーマンスする中務裕太とは違う魅力がある

――ちなみに小森さんは、中務さんにまつわる小盛りのハナシはありますか?
小森 2週間ぐらいお時間をいただいたら、原稿にまとめておきます!(笑)。……っていうか、できないんですよね。僕、すごく即興に弱いんです。わーっといろいろ喋るタイプなんで、その場で思いついたことを喋っています、みたいなフリをしていますけど、じつは、トークは用意周到タイプ(笑)。だから、舞台でもフリートーク1個もないっていう。
中務 台本を全部暗記して喋るってこと?
小森 そう。全部自分の言葉にして、一言一句、全部頭の中に入れる。
――30,000字の脚本を覚えられるなんてすごいです! 中務さんのダンスライブのほうは、今回どんなところをみどころにする予定ですか。
中務 世界的なダンサーを呼んでいるところです。ダンスイベントだとちょっとバラエティ的な脚色が入りがちですけど。僕のダンスライブでは、本当のダンスを見てほしいという気持ちでやっています。もう全部自分の好きな曲でできるので、楽しみ。本当に自分が好きなダンスっていうものを見せてくれるゲストになっていますし、観て下さる方にもこういうダンスが好きなんだなって感じてもらえると思います。
小森 裕太くんは、このダンスライブで、自分がダンスでやりたいことをしっかり表現していて。GENERATIONSというフィルターを通さずにちゃんと表現しているっていうところが、みどころ。本当にここだけでしか見られないと思います。テレビでGENERATIONSとしてパフォーマンスする中務裕太とはまた違って。1人のパフォーマーであり、ダンサーとして踊る姿が見られるのがこの舞台の魅力なんじゃないかな。


――2人とも公演も毎年回を重ねてきて、継続は力なりだと思うんですけど、やっぱりやればやるほど、プロデュース力がついてきた手応えはありますか。
小森 まだまだじゃないですか。全然だと思います。10年、20年続けたいなっていう思いから始めたので。まだ5年かって思います。それにまだ自分の鉄板のネタもできてないので、早く作りたい。小森隼のトークライブってこれだよね、あの話しを聞きたいと思ってもらえる、予定調和のような話を生み出したいです。いつか大きなホールで……っていうビジョンはないですけど、関東で1週間とか公演数は増やしたいですね。やりたいことがどんどん増えていって、形にしようともがいているような感じで、まだ模索中です。
中務 僕の場合は、回を重ねるごとにオファーしたら協力してくれる人がたくさんいることを年々感じて。自分が積み上げてきたものが間違ってなかったなっていうのを毎回手応えとして感じていますね。あと、僕は隼とは逆で、会場は大きくしていきたい。いつか武道館でやりたいと思っているから、それをイメージしながら毎回やっています。
小森 大きなステージでどんどん盛り上げていきたい、と。
中務 そう。ずっと続けていけたら!
小森 裕太くんならできるでしょう。
日本人も海外みたいにフィットネス文化が当たり前になればいいと思う

――ステージをどんなものにするか模索中かと思いますが、最近は、どんな日々を過ごされていますか。
中務 5月2日放送の『究極の男は誰だ!?最強スポーツ男子頂上決戦2025春』に出演するので、最近はトレーニングばかりしています。先日もアスリートの方のレッスンプログラムに挑んだんですけど、もうしたくないっす(笑)。
小森 めちゃくちゃ大変そう。トレーニングはやる人にしかわかんない辛さがあるよね。
中務 トレーニングは日常でやっているけど、好きでウキウキでって感じではなく。不思議とワクワクしないんですよね。自分を追い込んでやってるんで。身体が変わっていくのは、楽しいっちゃ楽しいですけど。負けたくないんで、やれることをやっとこうという感じ。やるしかないのでやっています(笑)。
小森 目標に向かってチャレンジしていく姿勢が素晴らしい。「絶対に負けたくないんです」っていうことをちゃんと口にできるのは、すごいこと。僕は結構そういうこと言えないタイプなんで。有言実行にしようと努力を惜しまず、戦っていて、その姿勢を見せることを惜しまないわけだから、結構それって勇気いると思う。僕は自分が頑張る姿を見せるって、諸刃の剣って思っていて。あれだけ頑張っているのにできない人っていう楽印を押されたくない(笑)。口に出して言えるのは、裕太くんの強さなんだなって昔から思いますね。
中務 負けたくないっていうのは、自分に対してもそうだし、周りの方に対してもそう(笑)。僕は、人間を突き動かすのって、楽しいって感情じゃなくて、怒りの感情だと思っていて。怒りの感情があるからこそ、負けたくないって頑張れます。

――小森さんはいかがですか?
小森 最近、枕を買いました! 眠りの質を良いものにしようと思って。自分に合う枕に変えて、睡眠アプリも使ってるんですけど。あまり使いこなせてなくて、その睡眠アプリのスコアがちゃんと取れてない。正確じゃなくて、ほわっとしたデートしか取れないことに逆にストレスを感じています(笑)。本来なら、いびきとか、寝言とか寝返りの回数とか、そういうデータがキレイに測定できるらしいのに……。僕、いびきをわりとかくほうで、それがすごく気になって、睡眠アプリを導入したのに、いびきなんて1ミリもかいてないですよって結果になるのが腑に落ちない(笑)。きっとそんなはずないのに。
――ちなみに寝つきはいいほうですか?
小森 ここ2年くらい、あまりよくないんですよね。平日は大体、2時、3時に眠るんですけど、3、4時間ぐらいで起きちゃう。遅い時間に寝るのは、深夜までラジオがあって、そこから家に帰ってお風呂入って、なんだかんだしているとそれくらいになるんです。早く目が覚めても起きずにまた寝ようとするんですけど、そんな毎日なんで、睡眠の質を改善したい(笑)。裕太くんはどう?
中務 結構、眠れてますね。寝るのが早いんで、起きるのも早くて、6時とか7時。
小森 僕と同じ時間に目が覚めるにしても、裕太くんは健康的な目覚め方でいいな~。

――GENERATIONSの皆さんは、お話を伺うと皆さんトレーニングを日常的にしっかりされていますよね。メンタルトレーニングのほうは何かされていますか?
中務 身体を鍛えていても、メンタルとは関係ない?(笑)。
小森 メンタル、どうなんだろ?
中務 僕はトレーニングするとストレス発散なるんで、それでメンタルは保てますね。やっぱり運動は大事だなって思います。メンタルを元気にするには、やっぱり外に出て、人と会って、身体を動かすのが1番いいかと。
小森 そうだね。説得力あるな~。
中務 「運動を全然してないです」っていう人は、不健康な人が多いような気がしていて。もっと日本人も海外みたいにフィットネス文化が当たり前になればいいですよね。朝、フィットネスに行ってから、仕事をするスタイルは、アメリカでは当たり前なんで、そんな風に。
小森 そうそう、海外の人が朝起きたらさ、大量の氷水に顔をつけるみたいな。あれって皆やっているって本当なの?
中務 コールドシャワーは、やっている人、多いんじゃない? 毎朝起きてから、冷たいシャワー浴びるっていう。ちょっとやりたくない!
小森 俺も。絶対、嫌だ(笑)。
中務 でも、それで、朝パッと目が覚めるらしい。冬や春なんて、めちゃくちゃ寒いと思いますし、自分に合う健康法を見つけるのが1番いいと思いますね。
小森 確かに人それぞれ。
中務 運動はして下さい(笑)。



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※当選後、お送り先メールアドレスについてご連絡頂ける方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
<公演情報>
小森隼 中務裕太 presents
「小森隼の小盛りのハナシ 2025」
「中務裕太のマルチダンス〜多次元裕太をお見せします 2025〜」
初の関西・関東公演6月に開催!

【大阪】
GUCCHON
KEI
SAYA YAMAMARU
GANMI
小森隼(GENERATIONS)
【神奈川】
Hilty & Bosch
GOGO BROTHERS
SAYA YAMAMARU
GANMI
陣(THE RAMPAGE)
※関東・関西公演ともにGANMI Yuukiの出演はございません。


■公演スケジュール
・6/21(土)小森隼の小盛りのハナシ 2025
大阪・サンケイホールブリーゼ
開場14:00/開演14:45
開場18:00/開演18:45
・6/22(日)中務裕太のマルチダンス〜多次元裕太をお見せします 2025〜
大阪・サンケイホールブリーゼ
開場14:00/開演14:45
開場18:00/開演18:45
・6/28(土)中務裕太のマルチダンス〜多次元裕太をお見せします 2025〜
神奈川・洗足学園音楽大学 前田ホール
開場14:45/開演15:30
開場18:45/開演19:30
・6/29(日)小森隼の小盛りのハナシ 2025
神奈川・洗足学園音楽大学 前田ホール
開場12:45/開演13:30
開場16:45/開演17:30
■チケット料金
全席指定:7,700(チケット代 7,000+税)
※グッズ付となります。
※グッズは、会場のみでのお渡しとなります。発送などの対応はいたしかねますのであらかじめご了承ください。
【詳細はこちら】
https://gene.exfamily.jp/s/ldh04/news/detail/10983
撮影/梁瀬玉実、取材・文/福田恵子
フォトギャラリー(16件)
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