井上芳雄・浦井健治が初演から続投 12年の時を経てミュージカル『二都物語』明日開幕
ステージ
ニュース


ミュージカル『二都物語』ビジュアル
チャールズ・ディケンズによる長編小説を原作に、ジル・サントリエロが脚本・作詞・作曲をひとりで担ってミュージカル化した『二都物語』。2008年にブロードウェイで上演後、サントリエロ作詞、フランク・ワイルドホーン(『ジキル&ハイド』『ケイン&アベル』)作曲による新曲が追加され、日本を含む世界各地で上演された。帝国劇場での初演から12年の時を経て、明日5月7日(水)、東京・明治座にて日本版が再び開幕。翻訳・演出の鵜山仁と、主要キャストの井上芳雄や浦井健治、橋本さとしらはそのままに、潤花や福井晶一ら新キャスト、そしてサントリエロ作詞作曲による新曲も加えての再演だ。
舞台はフランス革命前後のロンドンとパリ。イギリスに住むルーシー・マネット(潤)は、とある事情からパリへ向かい、帰る途中でフランスの亡命貴族チャールズ・ダーニー(浦井)と出会う。スパイ容疑で裁判にかけられたダーニーを救ったのは、彼と瓜ふたつの弁護士シドニー・カートン(井上)。3人は親交を深め、ダーニーとルーシーは結婚を誓い合う仲となる。ある日、かつての使用人の危機を救うためフランスに戻り、蜂起した民衆に捕らえられてしまうダーニー。自らも密かにルーシーを想いながら、ダーニーとルーシーの幸せを願うカートンは、ある決意を胸にダーニーのいる牢獄へと向かう――。
前述の通り、井上と浦井が初演から続投することが、今回の大きな話題のひとつ。初演時、ふたりは山崎育三郎との3人組ユニット「StarS」としての活動の真っただ中にあり、アルバムをリリースしたり日本各地でコンサートを行ったりと、ミュージカル界のアイドル的存在だった。また、浦井は既に何作か経験していたが、井上が鵜山の演出作に出演したのは初演時が初めて。俳優として大きく成長し、『イーハトーボの劇列車』『十二番目の天使』(井上)、『リチャード二世』『尺には尺を』『終わりよければすべてよし』(浦井)などで鵜山との信頼関係も深めてきたふたりが、12年の時を経て見せる演技に期待が高まる。
ミュージカル『二都物語』|2025年5月7日より明治座にて上演!
文:熊田音子
<公演情報>
ミュージカル『二都物語』
脚本・作詞・作曲:ジル・サントリエロ
追加音楽:フランク・ワイルドホーン
原作:チャールズ・ディケンズ(「オリバー・ツイスト」「クリスマス・キャロル」)
翻訳・演出:鵜山仁
出演:
井上芳雄 浦井健治 潤花
未来優希 岡幸二郎 福井貴一 宮川浩 橋本さとし 福井晶一
原康義 塩田朋子 原慎一郎 他
【東京公演】
日程:2025年5月7日(水)~5月31日(土)
会場:明治座
【大阪公演】
日程:2025年6月7日(土)~6月12日(木)
会場:梅田芸術劇場メインホール
【愛知公演】
日程:2025年6月21日(土)~6月29日(日)
会場:御園座
【福岡公演】
日程:2025年7月5日(土)~7月13日(日)
会場:博多座
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/ataleoftwocities/
公式サイト:
https://www.tohostage.com/ataleoftwocities/