特集上映「超西部劇」が渋谷で開催、ニコラス・レイ「大砂塵」など30本ラインナップ
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「大砂塵」場面写真
特集上映「超西部劇」が明日5月3日から30日にかけて東京・シネマヴェーラ渋谷で開催される。
「超西部劇 Surwestern」は、フランスの映画批評家アンドレ・バザンが1955年の論文「西部劇の進化」で用いた言葉。バザンは、西部劇がジョン・フォードの「駅馬車」が生まれた1940年頃にジャンルとして完成したとし、以降、古典的西部劇にはなかった要素を取り込んだ西部劇を「超西部劇」と定義した。
特集では、西部劇にエロティシズムを持ち込んだハワード・ヒューズの「ならず者」、女性たちの西部開拓を描出したウィリアム・A・ウェルマン監督作「女群西部へ!」を上映。無法者たちと戦う孤立無縁の保安官を描いた「真昼の決闘」、ラオール・ウォルシュが手がけた「死の谷」「死の砂塵」などの5作品、女2人の追走劇と決闘を描いたニコラス・レイ監督作「大砂塵」も楽しむことができる。
上映が予定されている30作品の一覧は以下の通り。
特集上映「超西部劇」
2025年5月3日(土)~ 5月30日(金)東京都 シネマヴェーラ渋谷
上映予定作品
- 最後の一人まで
- 暗黒の命令
- カンサス騎兵隊
- 牛泥棒
- ならず者(1943年)
- インディアン渓谷
- 追跡(1947年)
- 廃墟の群盗
- 賭博の町
- 秘境
- 地獄への挑戦
- 死の谷
- 星を持つ男
- 流血の谷
- 拳銃王
- 復讐の荒野
- アパッチの太鼓
- 女群西部へ!
- 死の砂塵
- 征服されざる西部
- 無頼の谷
- 真昼の決闘
- 平原の待伏せ
- 私刑される女
- 裸の拍車
- 大砂塵
- 逮捕命令
- 血ぬられし爪あと
- 片目のジャック
- 荒野のガンマン
※「真昼の決闘」は16mm上映