高畑裕太のハイワイヤが届ける“勝負の一作”「墓場までのかえりみち、ゆりかごからブランコへ。」
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ハイワイヤ 第2回公演「墓場までのかえりみち、ゆりかごからブランコへ。」出演者
ハイワイヤ 第2回公演「墓場までのかえりみち、ゆりかごからブランコへ。」が、7月24日から30日まで東京・シアター711で上演される。
ハイワイヤは、高畑裕太が主宰を務める劇団。本公演では、高畑自身が介護従事者として働いた経験をもとにした物語が展開する。タナカは仕事や人間関係に激しく疲弊しながらも、豊かな家庭と穏やかな生活を手にするために、己を奮い立たせて生きていた。ある日タナカのもとに、母親がレビー小体型認知症を発症したという知らせが入り……。出演者には薄平広樹、大河日氣、大竹このみ、河合陽花、中村さち、福田航、藤本かえで、佛淵和哉が名を連ねた。
高畑は、公演の企画の立ち上げ後間もなく、祖母が死去したことに触れて「家族の死が身近に降りかかってきた今、これから迎える『老い』や、その未来の先で一体どんな幸せを獲得していけるのだろうか?と強く考えます。結婚もせずに、せっせと仕事して、ふと隣の人と口を合わせる度に、物価高と、芸能人のゴシップを肴に『ヤバイよね。』と顔を引きつらせながら、ただただ酒を飲む日々で本当に良いのだろうか? そんな不安を巡らせながら、無常にも過ぎていく日々に、どんな答えが待っているのか。あの時の祖母が見ていたような『幻』の風景をヒントに、生まれてから死ぬまでにおけるそれぞれの目線を演劇作品に起こします。なんにせよ勝負の一作です。この魂尽きるまで全身全霊で臨みますので何卒よろしくお願いいたします」とコメントしている。
高畑裕太コメント
今作はとある「家族介護」を中心に、現代の社会人が抱えている「疲れ」と、私たちの誰しもに訪れる「老い」と「死」を巡る物語です。
この企画を立ち上げて間もなくして、ずっと老人ホームに入居していた祖母が亡くなりました。家族の死が身近に降りかかってきた今、これから迎える「老い」や、その未来の先で一体どんな幸せを獲得していけるのだろうか?と強く考えます。
結婚もせずに、せっせと仕事して、ふと隣の人と口を合わせる度に、物価高と、芸能人のゴシップを肴に「ヤバイよね。」と顔を引きつらせながら、ただただ酒を飲む日々で本当に良いのだろうか?
そんな不安を巡らせながら、無常にも過ぎていく日々に、どんな答えが待っているのか。あの時の祖母が見ていたような「幻」の風景をヒントに、生まれてから死ぬまでにおけるそれぞれの目線を演劇作品に起こします。なんにせよ勝負の一作です。この魂尽きるまで全身全霊で臨みますので何卒よろしくお願いいたします。
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