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わらび座の新作ミュージカル「秋田は何もない」開幕、マキノノゾミ「見どころは12分間の合唱組曲」

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わらび劇場オリジナルミュージカル常設公演開始30年記念 ミュージカル「秋田は何もない」より。

わらび劇場オリジナルミュージカル常設公演開始30年記念 ミュージカル「秋田は何もない」が、昨日5月6日に秋田・あきた芸術村 わらび劇場で開幕した。

わらび座が拠点とするわらび劇場では、1995年にオリジナルミュージカルの常設公演がスタートした。「秋田は何もない」は、オリジナルミュージカル常設公演開始30年記念を記念し、秋田県秋田市生まれの内館牧子が書いた新作。上演台本・演出をマキノノゾミが手がけ、作詞を鈴木哲也、作曲を八幡茂が担当する。

主人公の加賀谷蕗子(通称バッケ)は、6歳から秋田に住み、秋田弁を話す高校生。竿燈の提灯を作る名職人の祖父と、ミュージシャン志望だった父と暮らしている。他者からの「秋田は何もない」という言葉に腹が立ったバッケは、転校生やバンド仲間たちと、担任の先生を巻き込みながら、「これが秋田!」を見せつけるため動き出す。

初日公演を終えて、マキノは「はじめは、内館さんがつけた『秋田は何もない』というタイトルを聞いて、これで大丈夫なのか心配だった。しかしよく考えていくと、これは『何もない』といいながら、『秋田には何でもある』という反語であり、とてもキャッチャーなタイトルだと思った」と述べ、「今回の見どころは2幕の文化祭のシ-ンでの12分間のパフォ-マンス。アカペラの合唱あり、バラ-ドあり、メタル調あり、民謡あり。『ボヘミアンラプソディ』のような合唱組曲をめざした。わらび座の底力を生かした見応えのあるパフォ-マンスになったと思う」とアピールする。

そして「この作品は『秋田は何もない』と言いながら、『国誉めの舞台』だと思う。演劇には本来そういう要素がある。秋田県民であるないにかかわらず、自分のふるさとを大切に思う、ふるさとを愛する心の琴線にふれるものになってほしい」と期待を込めた。

上演時間は休憩含む約2時間5分。公演は11月24日まで行われたあと、来年に正月特別公演が実施される。

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