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エドワード・ヤン監督作「ヤンヤン 夏の想い出」が4Kレストア化、2025年内に公開

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ナタリー

「ヤンヤン 夏の想い出」場面写真

エドワード・ヤンが監督した映画「ヤンヤン 夏の想い出」の4Kレストア化が実現。2025年内に日本国内で公開されることがわかった。また、フランス現地時間5月13日に開幕を控える第78回カンヌ国際映画祭で、カンヌクラシック部門のオープニングを飾る。

「恐怖分子」「古嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」といった作品で国際的な評価を確立し、台湾ニューシネマの巨匠として知られるエドワード・ヤン。彼の最後の長編映画となった「ヤンヤン 夏の想い出」は、台北の高級マンションで家族と暮らす8歳の少年ヤンヤンを中心にした群像劇だ。親戚一同が集まった母の弟の結婚式を境に、一家の歯車が徐々にきしみ始めるさまを描く。

本作は台湾・日本の合作で静岡・熱海も舞台の1つに。出演はウー・ニエンジェン、エレン・ジン、イッセー尾形、ケリー・リー、ジョナサン・チャンら。

エドワード・ヤンは本作で、2000年の第53回カンヌ国際映画祭にて監督賞を受賞。初公開から25年の時を経て、4Kレストア版がカンヌのスクリーンにかけられる。エドワード・ヤンのパートナーであり、本作に作曲家、舞台美術、衣装デザイナー、女優としてクレジットされているペン・カイリーの立ち会いのもと上映される予定だ。

4Kデジタル修復は、映画を配給するポニーキャニオンがIMAGICAエンタテインメントメディアサービスの協力を得て行った。映像はオリジナルの35mmネガフィルムから、音声は台湾のHi8(ハイエイト)音源からデジタル化。映像修復・色調補正はペン・カイリー、サウンドの修復は録音のドゥー・ドゥーツが監修し、カラリストとしてIMAGICAの山口登が参加した。

なお現在、エドワード・ヤンが監督した映画「カップルズ(4Kレストア版)」が東京・TOHOシネマズ シャンテ、シネマート新宿ほか全国で順次公開中。

※「古嶺街少年殺人事件」の古は牛偏に古が正式表記

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