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ルカ・グァダニーノが映画「クィア/QUEER」で長年の夢叶える、衣装のこだわりも明らかに

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「クィア/QUEER」メイキング写真

ダニエル・クレイグが主演を務めた映画「クィア/QUEER」より、監督のルカ・グァダニーノらからコメントが到着した。

ウィリアム・S・バロウズの自伝的小説をもとにした同作は、1950年代のメキシコシティに暮らす孤独なアメリカ人駐在員リーが、ミステリアスな青年ユージーンに恋をすることから物語が展開するラブストーリー。クレイグがリー、「もうひとりのゾーイ」のドリュー・スターキーがユージーンに扮した。

グァダニーノは「バロウズの原作に表現されている苦悩や欲望、イメージを反映する人工的な場所として、メキシコシティやパナマシティやエクアドルを再現することにこだわっていた」と制作時を振り返る。同作の撮影地は、彼が監督作で使いたいと長年願っていたイタリア・ローマにあるチネチッタ撮影所。1937年にオープンした同所ではフェデリコ・フェリーニ、ロベルト・ロッセリーニ、ルキノ・ヴィスコンティ、セルジオ・レオーネ、ベルナルド・ベルトルッチ、フランシス・フォード・コッポラ、マーティン・スコセッシらによって3000本以上の映画が作られてきた。

さらにグァダニーノは1950年代の雰囲気を再現するため、親しい友人で、ファッションブランドJW Andersonの創立者でもあるジョナサン・アンダーソンを衣装担当に起用した。アンダーソンは「1950年代の男性服に潜むフェティシズムの概念に焦点を当てている。そこには微妙なニュアンスがあるんだ」と劇中の衣装に言及し、「僕は彼(リー)を、『乱れのあるしゃれ男』と解釈した」「リーの服のスタイルは、究極的には、彼の身のこなし方と関係がある。ユージーンのスタイルは、少し堅苦しく、同時にヒッピー的で若い。それが性的な魅力を醸し出しているんだ」とも語った。

なお映画の公開を記念して「JW Anderson x QUEER 限定カプセルコレクション」の再販売が、5月9日より東京・JW Anderson 渋谷店とJW Anderson 伊勢丹新宿メンズ店で行われることに。フーディーやクルーネックスウェット、Tシャツ、アクセサリーなどが取り扱われる。

「クィア/QUEER」は、5月9日より東京・新宿ピカデリーほか全国でロードショー。

※「クィア/QUEER」はR15+指定作品

©︎2024 The Apartment S.r.l., FremantleMedia North America, Inc., Frenesy Film Company S.r.l. © Yannis Drakoulidis