石井隆の特集上映に竹中直人&宇多丸がコメント、先行上映イベントの来場者特典も決定
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「ヌードの夜」場面写真 ©日活
特集「石井隆Returns 初期監督作4本 HDリマスター版上映」より、「ヌードの夜」HDリマスター版の特報がYouTubeで公開に。加えて石井の盟友・竹中直人と石井ファンを公言している宇多丸(RHYMESTER)からコメントが届いた。
本企画は、石井隆の没後3年に合わせて実施されるもの。石井は1977年にマンガ「天使のはらわた」を発表し、同作は大ヒット作に。日活ロマンポルノで実写映画化され、「天使のはらわた 赤い眩暈」では石井が監督デビューを果たすこととなった。今回の企画では「死んでもいい」「ヌードの夜」「夜がまた来る」「天使のはらわた 赤い閃光」がスクリーンにかかる。大竹しのぶ、余貴美子、夏川結衣、川上麻衣子がそれぞれの作品で同名の女・名美を演じた。
先行上映イベントが5月23日に東京・池袋HUMAXシネマズで行われることは既報の通り。このたび石井が描いた名美のイラスト原画を使ったポストカードが来場者特典に決まった。全4種からランダムで1枚配布される。イベントチケットは池袋HUMAXシネマズ公式サイト、劇場窓口で販売中。
本日5月9日にはムビチケ前売り共通券(オンライン)の販売が始まった。購入特典はスマートフォン用壁紙。5月9日から22日の間に1枚購入すると「死んでもいい」、2枚以上購入すると「死んでもいい」「ヌードの夜」の壁紙が手に入る。5月23日から6月5日の間に1枚購入で「夜がまた来る」、2枚以上購入で「夜がまた来る」「天使のはらわた 赤い閃光」の画像がプレゼントされる。なお先行上映イベントでは使用できないのでご注意を。
竹中は「石井隆監督作品はいつも濡れている。そして朽ちている。やるせなくはかなく残酷でかなしい。そしてなんとも言えない毒がある。決して誰もが観る映画ではない。好きな人はめちゃくちゃ好き。嫌いな人は全く嫌い…。こりゃ一体どう言う事だ…。どう言う事でもない。石井隆監督は永遠って事なんだ」とコメントする。
また宇多丸は「途轍もなく恐ろしく(なんなら“リアルに”!)おぞましいのに、まるで昔から馴染んだ悪夢のように、なぜか繰り返しそこに戻りたくもなる……私にとって石井隆ノワールは、そんな言わば『夢幻的修羅場』に満ちた、魔の時空だ。そしてそれは言うまでもなく、劇場の暗がりに身を潜め、息を殺して、目撃すべきものなのだ」とつづった。
特集「石井隆Returns 初期監督作4本 HDリマスター版上映」は6月6日より東京・シネマート新宿、池袋HUMAXシネマズほか全国で順次開催。
石井隆Returns 初期監督作4本 HDリマスター版上映
2025年6月6日(金)~ 全国で順次
上映作品
「死んでもいい」
「ヌードの夜」
「夜がまた来る」
「天使のはらわた 赤い閃光」
先行上映イベント
2025年5月23日(金)19:00~
チケット価格:税込2500円均一
<上映作品>
「ヌードの夜」
<ゲスト>
竹中直人 / 宇多丸(RHYMESTER)
※上映前トーク