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「虎に翼」が橋田賞を受賞、伊藤沙莉「お芝居そのものが好きなんだなと再確認」

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第33回橋田賞を受賞した伊藤沙莉

第33回橋田賞の授賞式が本日5月10日に東京・ホテルニューオータニで開催され、橋田賞に選ばれた連続テレビ小説「虎に翼」の主演・伊藤沙莉、脚本を手がけた吉田恵里香らが登壇した。

橋田賞は、脚本家の橋田壽賀子が創設した橋田文化財団によって設立され、芸術性の豊かな完成度が高い番組や出演者、制作スタッフに贈られるもの。吉田は「この作品はさまざまな社会の『はて?』に疑問を投げかける作品でしたので、こうやって受賞できたことをうれしく思っております」と喜びを表現した。

演出を担った椰川善郎は「モデルになった三淵嘉子さんの人生をドラマとしてどう表現するか、ということ以前に、今の社会や法律、過去の判例などさまざまな問題を一個人としてどう考えるかが毎日の現場で問われる作品でした」と振り返る。そして「それらについてキャスト、スタッフと話して話して……話した結果、皆さんに観ていただけたのかなと思っています。特にめちゃくちゃしゃべり倒した伊藤さん、ありがとうございました」と感謝を伝えた。制作統括の尾崎裕和は「『虎に翼』を作りながら僕も勇気付けられました。(主人公の)寅ちゃんの物語には、おかしいと思ったことは声を上げていいんだ、闘っていいんだという力強いメッセージがあったと思います。これからも世の中が前向きになる作品を作っていけたら」と言葉に力を込めた。

「虎に翼」での演技が高く評価され、個人としても同賞を受賞した伊藤は「『虎に翼』は自分の人生においてとんでもない財産だと思っていますし、作品に関わった皆様と出会えたことが宝物です。いろんなことを話し合って共有しながら、作品を作っていった日々は本当に充実していました」と述懐する。また「お芝居そのものが好きなんだなということも再確認しました。楽しいなと思う日もあれば難しいなと思う日もあって、そんな日々を色濃く過ごせたことが楽しかったです」と笑顔でスピーチした。

映画ナタリーでは引き続き授賞式の模様をレポートする。