「ふてほど」主演・阿部サダヲが橋田賞に輝く、宮藤官九郎と一緒に獲れてうれしい
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第33回橋田賞の授賞式より、左から阿部サダヲ、宮藤官九郎
第33回橋田賞の授賞式が本日5月10日に東京・ホテルニューオータニで行われ、2024年1月期放送のTBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」でタッグを組んだ阿部サダヲと宮藤官九郎が参加した。
阿部は、同作で1986年から2024年へタイムスリップする主人公・小川市郎を演じた。「橋田賞は獲れるものじゃないと思っていたので、宮藤さんと一緒に獲れてうれしいです」とコメントし、「『不適切にもほどがある!』もそうですが、ドラマ『広重ぶるう』も評価していただいて本当にうれしいです」と伝える。今後については「これからもお茶の間の皆さんに愛されるような俳優になっていきたいと思います」と決意を新たにした。
宮藤は「不適切にもほどがある!」「新宿野戦病院」の脚本が評価され、「独自の視点と卓越した脚本力で、日本の映像文化に新たな地平を切り開いてきた」との理由で橋田賞を贈呈された。彼は「めちゃめちゃうれしいです」と素直な思いを口にした。続けて「いろいろ賞をいただいていますが、橋田賞はもらえないと思っていました」と切り出し、「20年ぐらい前、何かのパーティーで橋田先生が『“老兵は去り行く”ですね』とおっしゃったとき、『いやいやそんな、生涯現役で書いてください』と言うべきところ、緊張していて『はい!』と言ってしまったんです」と話して笑いを誘う。そして「“AI橋田壽賀子”が開発されたと聞いて、『老兵は去ったと見せかけて、最先端の技術でよみがえる』が正解だったんだなと思いました」とスピーチし、受賞を喜んだ。
映画ナタリーでは引き続き授賞式の模様をレポートする。