「タイヨウのウタ」監督がリメイクへの思い語る「日本のメロドラマの感性を」
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「タイヨウのウタ」新場面写真
韓国映画「タイヨウのウタ」より、キャストのチョン・ジソ、チャ・ハギョン(VIXX)によるメッセージ映像がYouTubeで公開。あわせて監督チョ・ヨンジュンのインタビューコメントも到着した。
2006年に公開された日本映画「タイヨウのうた」を韓国でリメイクした本作。紫外線に当たると高確率で皮膚がんになる難病・色素性乾皮症(XP)を患う少女ミソルと、キッチンカーでフルーツ売りをしている青年ミンジュンの恋愛模様がつづられる。店の常連としてミンジュンに接近するミソル役でチョン・ジソが出演。弾き語りをSNSで配信するようミソルに勧めるミンジュンをチャ・ハギョンが演じた。
チョ・ヨンジュンは日本版の「タイヨウのうた」を「10代の初々しさがとても印象的でした」と評し、「『ジョゼと虎と魚たち』や岩井俊二監督の作品のような日本のメロドラマの感性を、今韓国に持ってきたら、きっと受け入れられるのでは」とリメイクした狙いを明かす。「タイヨウのうた」がテレビドラマ、ハリウッドリメイク版など幾度も新たな作品として生まれ変わっていることの理由については「主人公が珍しい病気を抱えているという設定はありますが、試練に直面して、それを克服しようとがんばる姿が描かれており、観る人誰もが共感できる“愛の物語”だから」と語った。
加えてチョ・ヨンジュンは、キャストに関して「チョン・ジソさんは同世代の中でもっとも演技力に優れ、歌唱力にも非常に感動しました。そしてチャ・ハギョンさんは健康的で明るいエネルギーに満ちており、陰のない人だからこそミンジュンという役にふさわしいと感じました」と言及している。なお劇中音楽はイ・チャンヒョク(AKMU)が半年以上の期間をかけて制作したもので、クライマックスでミソルが歌唱する「Sculpture Stars(星のかけら)」はチョ・ヨンジュンとの合作でもある。
「タイヨウのウタ」は、5月16日に東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。チョン・ウンイン、チン・ギョンもキャストに名を連ねた。
©︎2025 K-MOVIE STUDIO ALL RIGHTS RESERVED. Based upon the original Japanese language motion picture entitled “TAIYO NO UTA” (“MIDNIGHT SUN”), based upon an original story by Kenji Bando and Yoshiro Hosono.