台湾で開催されるコンテンツビジネスの祭典TCCF、映画・ドラマなどの企画募集中
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「2025 TCCF クリエイティブコンテンツフェスタ(Taiwan Creative Content Fest)」ビジュアル
アジアのコンテンツビジネスの祭典「2025 TCCF クリエイティブコンテンツフェスタ(Taiwan Creative Content Fest)」が11月4日から7日まで台湾・台北にある南港展覧館で開催される。同イベントでは参加者が映像化に向けてプレゼンを行うPITCHINGを実施。企画は現地時間7月11日12時まで募集中で、日本のクリエイターも応募可能だ。
台湾・文化部(日本の文科省に類似)によって創設された台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー(TAICCA)が主催する同企画。映画・ドラマ・アニメーション・コミック・ゲームなど幅広いジャンルの作品や企画が、世界中から集まったコンテンツ業界のプロフェッショナルに紹介され、交流や商談が行われる。
PITCHINGでは業界の専門家と交流し、国内外の出資者から支援を募ることが可能。映像化に期待のかかる映画・ドラマ・アニメーション・ドキュメンタリーの企画を紹介する「Project」と、主に台湾の小説・エッセイ・マンガなどの映像化を目指す「Story」の2部門が用意されている。今回「Project」においては長編映画部門で選出されるプロジェクト数が20まで拡大。そしてドラマシリーズ部門にはロマンスジャンルの作品を取り上げる「If Romance Comes Again」枠が追加された。
2024年は世界50の国と地域から600件以上の企画応募があり、歴代最高となる総額795万台湾ドルの賞金と36の賞をかけて各チームが競った。日本が製作に名を連ねたPITCHING企画は合作を含めて7つ選出され、うち3つが受賞している。なおPITCHINGでプレゼンするチームはピッチング研修を受けられる。2024年はドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」のプロデューサー・宮川絵里子らが指導者として参加した。
参加方法などの詳細は「2025 TCCF クリエイティブコンテンツフェスタ」公式サイトで確認してほしい。なおTCCFではコンテンツの展示会・MARKETも実施。海外からも参加可能な出展ブースの募集が始まっている。