広瀬すず、吉田羊ら「遠い山なみの光」引っさげカンヌへ　ティザーポスターも到着

広瀬すずが主演する「遠い山なみの光」のティザーポスターが到着した。また第78回カンヌ国際映画祭のある視点部門に正式出品される同作のため、原作者のカズオ・イシグロ、監督の石川慶、キャストの広瀬、吉田羊、カミラ・アイコ、松下洸平、三浦友和がカンヌへ渡航することも明らかになった。

イシグロの小説をもとにした本作は、1950年代の長崎と1980年代のイギリスという2つの時代、そして女性3人の記憶に隠された嘘と真実を描くヒューマンミステリー。日本人の母とイギリス人の父を持つ作家志望のニキは、自著執筆のために母・悦子が1人で暮らす実家を訪れる。長崎で原子爆弾を経験した悦子は、戦後イギリスに渡ってきた。今まで過去を語ってこなかった悦子だったが、ニキと数日を過ごす中で、最近よく見る“ある夢”について話し始める。

広瀬が1950年代の長崎で暮らす悦子を演じ、二階堂は悦子が長崎で暮らしていた頃に知り合った女性・佐知子、吉田は1980年代に生きる悦子に扮した。カミラ・アイコはニキ役、松下は悦子の夫で傷痍軍人の二郎役、三浦は二郎の父でかつて悦子が勤務していた学校の校長・緒方役で参加した。

日本・イギリス・ポーランドの合作映画「遠い山なみの光」は9月5日より、東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。

©︎「遠い山なみの光」製作委員会