万博開催記念「薫風歌舞伎特別公演」開幕、「西遊記」「アラジン」題材の新作登場
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「薫風歌舞伎特別公演」第二部「『千夜一夜物語』荒神之巻」より。
大阪・関西万博開催記念「薫風歌舞伎特別公演」が、5月11日に大阪・大阪松竹座で開幕した。
本公演は、「大阪・関西万博」の開催を記念して行われるもの。第一部は、新作舞踊「今昔歌舞伎草紙」と新作歌舞伎「脈々奇書異聞（みゃくみゃくきしょいぶん）『夢窓西遊記』」の2本立て。「西遊記」の舞台を安土桃山時代の大坂に置き換えた「夢窓西遊記」では、孫悟空（中村橋之助）、猪八戒（中村福之助）、沙悟浄（中村歌之助）らが歌舞伎のさまざまな敵役や妖怪たちと戦いを繰り広げる。ラストは夢洲に生じた産土神として、ミャクミャクならぬ脈々丸（みゃくみゃくまる）（中村亀鶴）が登場して盛り上げる。
第二部では、「アラジンと魔法のランプ」の舞台を中国・長安に設定した新作歌舞伎「『千夜一夜物語』荒神之巻（あらじんのまき）」が上演され、安羅仁役の中村虎之介、茉莉花姫役の中村壱太郎らが出演。そして第三部「湧昇水鯉滝『鯉つかみ』」では、愛之助が十一役早替り、宙乗り、本水での立廻りを繰り広げる。
公演は5月25日まで行われる。
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