24時間の物語を8時間で描く怒涛の展開！『ガンニバル』シーズン2の物語を時系列で追ってみた

二宮正明による累計発行部数400万部を超える同名サスペンスコミックを実写ドラマ化した『ガンニバル』シーズン2が、ディズニープラスの「スター」にて独占配信中だ。

本作は、2022年12月末に日本発のディズニープラス「スター」オリジナルシリーズとして実写ドラマ化された『ガンニバル』の続編。前作は、神秘的なロケーション、ミステリアスにして濃密な心理描写、ダイナミックなカメラワークが生むサスペンスとアクションを融合させた映像世界など、そのクオリティの高さが大きな話題を呼んだ。

完結編となるシーズン2では、供花村の真相に迫る主人公の警察官・阿川大悟役の柳楽優弥をはじめ、村を支配する後藤家の当主となった後藤恵介役の笠松将、大悟の妻・阿川有希役の吉岡里帆ら主要キャストが続投。さらに、供花村に狂気のはじまりをもたらす若き頃の後藤銀役に恒松祐里、銀に見初められ村の呪いに取り込まれていく若き頃の神山正宗役に倉悠貴が新キャストとして参戦している。

シーズン1では、大悟が真実にたどり着く寸前のところで幕を閉じたが、シーズン2では村に隠されたすべての真実がついに明らかに。全8話で構成されるシーズン2は、ジェットコースターのように目まぐるしく、怒涛の展開がハイスピードで進行する。驚くべきは、その全8話でわずか24時間という出来事を描いている点。しかも、5、6話は過去編のため、実質6話で描かれている。構成となっているのか、振り返ってみたい。（※以下、ストーリーのネタバレとなりますのでご注意ください）

【22:00頃】～“あの人”との遭遇～
子どもたちの監禁場所とされている洞窟に大悟（柳楽優弥）が辿り着く夜からシーズン2ははじまる。洞窟に子どもたちの姿はなく、現れたのは“あの人”。洞窟内での緊迫の戦闘と森でのチェイスの末、大悟は命からがら退避する。時同じくして、安全な場所としてホテルに避難していた有希（吉岡里帆）とましろ（志水心音）のもとに突如姿を現す後藤家の人間との戦いや、諸辺署の署長・田中（利重剛）と刑事の金丸（赤堀雅秋）ら特殊捜査班の拠点に供花村村長である後藤清（六角精児）が現れ、衝撃の真実が語られる。

【11:00頃】～血塗られた抗争のはじまり～
夜が明けると金丸率いる県警の機動隊が後藤家の本丸へ突入。許可申請されている猟銃の数と所有している数が違うという通報が入ったことを理由に捜査を行うが、目的は別にあり、時間稼ぎであることを悟った後藤岩男（吉原光夫）らは苛立ちを見せ、一触即発の雰囲気に。さらに過激派の後藤真（米本学仁）がしびれを切らし、発砲。合図とばかりに木の上から“あの人”が凶刃を振るう。当主として一族を守ることと因習を消し去りたい気持ちの間で葛藤する後藤恵介（笠松将）が絶望するも、気に留める者はおらず、血塗られた抗争が始まってしまう。

【11:30頃】～子どもたちの救出／理との戦い～
県警と後藤家の抗争の最中、大悟は子どもたちを監禁している村人のさぶ（中村梅雀）たちのもとへ突入。村人とよそ者のである自分との間には大きな価値観の違いがあることに戸惑いながらも、無事救出に成功する。しかし、そこへ後藤家の異端児・理（中島歩）ら後藤家一派が強襲。ここでも銃撃戦が始まってしまう。

【13:00頃】～トンネルで相対する大悟と恵介～
理との戦いを切り抜けた大悟は、避難していた有希とましろが人質にされていることを知り、激高する。恵介の弟である洋介（杉田雷麟）を人質に取った大悟は交換を条件に恵介らが待つトンネルへ向かう。子どもたちの隠し場所を教えた人物や清が殺されたという衝撃の事実が明らかになる中、再び“あの人”が現れ、ましろが連れ去られてしまう。また裏では子どもの頃に何者かに顔半分を喰われるも逃げ延びた青年・寺山京介（高杉真宙）と共に暮らす、恵介と洋介の母・後藤藍（河井青葉）に魔の手が忍び寄っていた。

【13:30頃】～岩男と“あの人”との壮絶な死闘を繰り広げるも、意識を失う大悟～

【16:30頃】～大悟が目を覚ます～

【17:00頃】～正宗から語られる供花村、後藤銀の過去を聞く、大悟と恵介～
大怪我を負った大悟が目を覚ましたのは来乃神神社。日はすっかり落ちている。そこに供花村の全てを知る宮司・正宗（橋爪功）から、当主に上り詰めた若き後藤銀（恒松祐里）と若き正宗（倉悠貴）を中心に刻まれた忌まわしい歴史が語られる。

【18:00~19:30頃】～奉納祭／洋介＆久露恵と理の戦い～
大悟たちが話を聞いている裏では村人たちが豊作を願いながら、藁で作られた人形を燃やし、篝火として神様に捧げる奉納祭がはじまる。トンネルでケガを負った有希を病院へ送り届ける洋介と供花村を抜け出そうとする久露恵（山本奈衣瑠）を乗せた車の前に理が立ちふさがる。

【20:30頃】～大悟、ましろ救出に向け再出発～
ましろ救出に向け、再び動き出す大悟。坊主頭に無数のサイリウムを身に着け発光しているという衝撃的なビジュアルの村人・河口尊（岩瀬亮）も登場。両親から衝撃の真実を聞かされ、村を変えることを誓うこの男によって物語はさらに混沌を極めていく。さらに大悟とのトンネルでの戦いで意識不明となり、ストーリーから離脱したかに思われた岩男がまさかの復活。物語は最終局面に向けて、さらに大きく動き出す。

【21:00頃】～御神体の間での最終決戦～
ましろと“あの人”もとい白銀が待つ御神体の間に大悟と恵介が到着。そこへ正気を失い、危険な雰囲気を漂わせる岩男も加わり、最後の戦いがはじまる。

【22:00頃】～終結に向け奔走する大悟～
後藤家本家では村人による反乱も熾烈を極める。そこに全てを終わらせるため、大悟が姿を現す。

『ガンニバル』シーズン2は全話配信中。ディズニープラス「スター」日本発オリジナルシリーズとして初となる「18+（プラス）」のレーティングとなり、さらに過激に、さらにスケールが増した映像表現となっている。戦慄のヴィレッジサイコスリラー『ガンニバル』、イッキ見で楽しんでみてはいかがだろうか。

＜作品情報＞
『ガンニバル』シーズン2

ディズニープラス「スター」で独占配信中

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