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ふぉ~ゆ~の越岡裕貴と松崎祐介が“かえる”になって舞台へ 『A Year with Frog and Toad〜がまくんとかえるくん』8年ぶりに日本上演!

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左から越岡裕貴、松崎祐介 (撮影/源 賀津己)

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数多くの児童文学の賞を受賞している絵本作家アーノルド・ローベルの名作「Frog and Toad」シリーズ(邦題:がまくんとかえるくん)を原作に、ブロードウェイでもトニー賞にノミネートされるなど世界中で支持を集めてきたミュージカルが8年ぶりに日本で上演される。主役の仲良しコンビ、がまくんとかえるくんを演じるふぉ〜ゆ〜の越岡裕貴と松崎祐介に、作品が愛され続ける理由、そして出演への意気込みをきいた。

――名作絵本を原作にしたミュージカルです。出演が決まった時の心境は?

越岡 僕は今まで生き物の役をやったことがないのですが、このオファーをいただいた時、「あっ、でもマツ(=松崎)がいるからなんでも聞けるな」と(笑)。なんせうちの松崎、いろんな生き物の役をやっていますからね。

松崎 ねずみ、犬、そして今回はかえるですか。生き物の気持ちがよくわかるので、お話をいただいた時は「来た!」と思いました。

――タイトルロールでもある“がまくん”を松崎さんが、“かえるくん”を越岡さんが演じられます。それぞれキャラクターとしての魅力をどんな点に感じますか?

松崎 冒頭、寝ているがまくんを、かえるくんがなんとか起こそうとするんですが、がまくんって本当に寝てばっかりなんですよね。で、僕もいま正直眠いですし(笑)、がまくんと似ているところはあるんじゃないかなと。例えばこのふたりでホテルに泊まると、こっしー(=越岡)は1、2時間前には起きて身支度を始めますが、僕は部屋を出る5分前まで寝ているタイプ。そういう時間の使い方も似ているなと思います。

越岡 僕は別に自分がかえるくんっぽいとは思わないですし、逆に憧れますね。明るくて、優しくて、外見で判断をしない。なんの差別もなく、素直に友達を愛せるところがすごく素敵だなと。

松岡 確かにカッコいいよね!

――そんなふたりの仲の良さが、多くの人から愛される理由のひとつですね。

松岡 本当に。読めば読むほど、ふたりの関係性って素敵だなと。真逆の性格のふたりだけど、がまくんはかえるくんがいないとダメだし、かえるくんはがまくんがいないとダメ。ふたりのやり取りがすごく穏やかですし、読んでいてほっこりするんですよね。

越岡 小学校の教科書にも載っているくらいの作品ですからね。もちろんお子さんも楽しめますけど、今こうして大人になって読み返してみると、改めてその温かさに泣けたりして。

松崎 忘れかけていた子供心を思い出させてくれるよね。

越岡 相手を思う気持ちとかね。しかもごく自然にそうであることが、また素晴らしいなと思います。

――演出を手がけるのは、今回がおふたりとは初タッグとなる元吉庸泰さんです。

越岡 今回まだお話できていないんですが、錦織一清さんが演出されたふぉ~ゆ~主演の舞台『23階の笑い』(16・17年)で、演出助手をされていたのが元吉さんなんです。

松崎 今やすっかり売れっ子でね!

越岡 そうそう! その時以来なので、ここで演出家として再会できるのは、なんだかエモいものを感じますね。

松崎 演出に関しては、これまでの上演とはまたガラッと変えたいとおっしゃっているみたいですね。元吉さんが今の僕らをどう演出されるのか、今からすごく楽しみです。

――絵本ファンの大人も子供も、過去公演のファンも、新たな『がまくんとかえるくん』の舞台がどう仕上がるのか非常に楽しみにされていると思います。改めてお誘いのメッセージをいただけますか?

越岡 絶対にお子さんも楽しめる作品になると思うんですよね。歌もすごく可愛いですし、ダンスもあるし、セットや衣裳など視覚的にも本当に楽しい。きっと子供のころにファンだった親御さんもいると思うので、ファミリーなど幅広い方々に観ていただけたらなと思います。

松崎 誰もが一度は目にしたことのある、とても心温まる作品です。それが舞台になることによって、また新たに感じてもらえることがあるんじゃないかなと。ぜひかえるになった気持ちで楽しんでもらいたいですし、みんなでかえるになりまSHOW! 劇場でお待ちして松!

取材・文:野上瑠美子
撮影/源 賀津己

<公演情報>
ブロードウェイミュージカル『A Year with Frog and Toad〜がまくんとかえるくん』

Based on the books by Arnold Lobel
Music by Robert Reale
Book and Lyrics by Willie Reale
翻訳・訳詞:小田島創志
演出:元吉庸泰
音楽監督:堀 倉彰
振付:松田尚子
出演:越岡裕貴 松崎祐介(ふぉ~ゆ~)
   原田優一 上川一哉 MARIA-E 壮 一帆
オンステージスウィング:今井 学 稲 なお実

協力:文化出版局

【愛知公演】
日程:2025年5月31日(土)・6月1日(日)
会場:春日井市民会館

【大阪公演】
日程:2025年6月6日(金)~8日(日)
会場:サンケイホールブリーゼ

【東京公演】
日程:2025年6月12日(木)~22日(日)
会場:サンシャイン劇場

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/frog-and-toad/

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