19歳で死去したYOSHIのドキュメンタリーが配信、大森立嗣・仲野太賀らコメント
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YOSHI ©︎TOYOHIRO MATSUSHIMA
2022年に19歳で死去したYOSHIのドキュメンタリー「令和のロックスター」が、明日5月15日0時からFODで配信される。
13歳の頃、ベルトを首に巻いたところをOff-Whiteのデザイナーであるヴァージル・アブローに称賛され、彼のInstagram投稿によって一躍有名になったYOSHI。有名ブランドのモデルやショーに多数出演した一方、2019年5月にアルバム「SEX IS LIFE」で歌手デビューも果たした。
さらに、2019年公開の映画「タロウのバカ」では映画初出演にして主演に抜擢。監督の大森立嗣がインターネットで「14歳 有名人」と検索して彼を発見し、キャスティングに結びつけた。YOSHIは同作で一度も学校に通ったことがない少年タロウを演じ、菅田将暉、仲野太賀とも共演。菅田は舞台挨拶で「この才能を生かすも殺すも俺ら次第でした」と語っていた。
その後は配信ドラマ「僕だけが17歳の世界で」に参加し、大塚製薬のカロリーメイト、PanasonicのワイヤレスイヤホンRZ-S50WのCMにも出演。X JAPANのYOSHIKIがプロデューサーを務めたボーイズグループオーディション「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」ではボーカルの座を射止めたが、2022年11月にバイク走行中の交通事故により亡くなった。
本ドキュメンタリーにはYOSHIの姿を映した未公開映像、親交のあった人々のインタビューなどが収録され、YOSHIが伝えたかったメッセージや知られざる一面も映し出されていく。大森、仲野のほかJP THE WAVY、Numéro TOKYO統括編集長の田中杏子、Nasty C、Matt Cabらが出演した。大森は「YOSHIを知らない人に、YOSHIを知ってほしい。YOSHIを知っている人に、YOSHIを思い出してほしい。僕が思うのはそれだけです」、仲野は「出会いから、さようならまで。あいつはずっと規格外だった。自分が何者かをどれだけデカい声で叫べるか、そんなことを今でもYOSHIから教わってる気がする」とコメントしている。
大森立嗣(映画監督)コメント
YOSHIを知らない人に、YOSHIを知ってほしい。YOSHIを知っている人に、YOSHIを思い出してほしい。
僕が思うのはそれだけです。
田中杏子(Numéro TOKYO統括編集長)コメント
彗星の如く現れ、有り余るエネルギーを開花させようと一生懸命生きていたロックスター魂のYOSHI。慣例による縦社会をひっくり返す勢いと、世の中の“当たり前”に抗い続けた勇気ある姿に触発された大人はたくさんいたはずです。もちろん私もその一人。自由奔放に生きているようで、自分の居場所を探し続けていた彼が見つけた最後の居場所“ホンモノのロックスター”。そこに辿り着く一歩手前で散ってしまった才能溢れるYOSHIの短い人生を、どうか覚えておいてほしい。
仲野太賀(俳優)コメント
出会いから、さようならまで。あいつはずっと規格外だった。自分が何者かをどれだけデカい声で叫べるか、そんなことを今でもYOSHIから教わってる気がする。
Matt Cab(音楽プロデューサー)コメント
私がYOSHIと一緒に仕事を始めたとき、彼の音楽性とアーティストとしてのキャリアを発展させるのが私の役目だった。
まさか私の方が彼から学ぶことになるとは思ってもみなかった。
彼の純粋で真にクリエイティブな精神とユニークな世界観は、今日まで私の心に残っている。
彼と知り合えたことを感謝し、光栄に思っていると共に、人々が彼の芸術と人生から何かを見つけてくれることを願っている。