二宮和也&小松菜奈がカンヌのレッドカーペットデビュー 『8番出口』世界初お披露目
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レッドカーペットの模様 (C)Kazuko Wakayama
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すべて見る第78回カンヌ国際映画祭「ミッドナイト・スクリーニング」部門への正式招待を受けていた映画『8番出口』の公式上映が行われた。
「ミッドナイト・スクリーニング」部門は、映画祭期間中、深夜に特別上映される映画枠で、アクション、スリラー、ホラー、ドキュメンタリーなどジャンルを問わず、大胆で独創的で常識を覆す作品が選出される映画祭の公式セレクションのひとつだ。
そんな「ミッドナイト・スクリーニング」部門での公式上映が、現地時間5月19日(月) 0時30分に映画祭のメイン劇場である「Grand Theatre Lumiere(グランドシアター・リュミエール)」にて行われた。
上映前には、本作が初のカンヌ国際映画祭参加となる二宮和也と小松菜奈、そして2023年の『怪物』以来の2年ぶり、監督としては初のカンヌ参加となる川村元気監督、さらに脚本家の平瀬謙太朗が映画祭メイン会場の前に敷かれたレッドカーペットに登場。二宮はタキシード、小松は大胆なシースルーの黒のロングドレスに身を包み、川村監督やスタッフと共に笑顔で手を振っていた。多くのカメラマンからフラッシュと歓声を浴び続け、鮮烈なカンヌのレッドカーペットデビューを飾った。


公式上映を前に、二宮は「『8番出口』に携わる方々の喜ぶ姿が見られたのは嬉しかったです。作品を通して考えたことや演じる上で、台本に書いてあることを立体化することに時間がかかったり、色々なことがありましたが、周りの皆さんの顔を見ていると頑張ってよかったなと思います。とにかく今夜はお祭り騒ぎしたいですね! 評判が直にくると思うので、厳しい現実が待っているかもしれませんが、それも含めてみんなでどきどきそわそわできるのはここでしか味わえない体験だなと思います」、小松は「先ほど、ホテルでもいまから映画を観に行きそうな方たちをたくさん見かけて、盛り上がっている雰囲気を肌で感じています。映画『8番出口』がカンヌでスタートを切れる喜びと、この時間を思う存分に楽しみたいという気持ちでいっぱいです」とコメントした。

熱気に包まれ会場内全2,300席のチケットは完売し、深夜にも関わらず満員に。そんな中、二宮、小松、川村監督が入場すると観客は立ち上がり、拍手でお出迎え。上映がスタートした。
本編が終了し、エンドロールが流れ始めると、場内がまだ暗いのにも関わらず会場からは再び拍手が。そして、音楽が完全に鳴り止んだ瞬間、2,300人総立ちの拍手と大歓声のスタンディングオベーションが巻き起った。会場全体がひとつになったような光景に、二宮は笑顔で端から端の観客に手を大きく振り続け、小松は瞳を潤ませながら、川村監督は「Merci beaucoup!(ありがとう!)」と応えていた。

公式上映を無事に終え、二宮は「カンヌの皆さんに温かく受け入れてもらえて良かったです。海外で映画を観るのは初めてなので貴重な経験ができましたし、何よりいい思い出になりました」、小松は「上映前から拍手で盛り上げてくれた観客の皆さんと、最初から最後まで同じ空間で一緒に映画が観られたことはとても意味のあることですし、真剣に作品に向き合ってきて良かったなという報われた気持ちと、そんな作品に携わったみなさんと一緒に過ごせて胸が熱くなりました」、川村監督は「上映終了後の拍手がたまらなかったです。このために映画作っているのだなあ、という気持ちになりました」とコメントを寄せた。
<作品情報>
『8番出口』
8月29日(金)公開
公式サイト:
https://exit8-movie.toho.co.jp/
(C)2025 映画「8番出口」製作委員会
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