中国映画「紅楼夢」衣装展がチネチッタで開催、総額2億円の“動く美術品”から厳選

中国の古典文学をもとにした映画「紅楼夢（こうろうむ）～運命に引き裂かれた愛～」の公開を記念し、劇中で使用された衣装の一部を展示する「『紅楼夢 ～運命に引き裂かれた愛～』衣裳展」の開催が決定。5月23日から6月5日にかけて神奈川・チネチッタで行われる。

本作の衣装費は総額2億円。作品の世界観を忠実に再現するため、刺繍、染色、装飾まですべて手作業で作られた衣装は“動く美術品”とも言える仕上がりで、映画を彩る大きな魅力となっている。

展示されるのは、賈宝玉（かほうぎょく）、林黛玉（りんたいぎょく）、薛宝釵（せつほうさ）という主要キャラクター3人の衣装。ベン・チェン（辺程）が演じた宝玉の心の揺れは衣装の変化を通して表現されており、特に黛玉とのはかない恋を象徴する淡い色合いの衣装と礼装の対比は、感情の起伏を視覚的に伝える重要な要素となっている。

原作の中でもっともドラマチックな宝玉、黛玉、宝釵の愛と悲劇の物語を軸に、製作費55億円を投じて制作された本作。ベン・チェンのほか黛玉役でジャン・ミアオイー（張淼怡）、宝釵役でホアン・ジアルン（黄佳容）が出演し、リン・ポン（林鵬）、ルー・イェン（リサ・ルー / 盧燕）、ヤン・トンシュー（楊童舒）もキャストに名を連ねた。

「孔子の教え」のフー・メイが監督を務めた「紅楼夢 ～運命に引き裂かれた愛～」は、5月30日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で順次公開される。

「紅楼夢 ～運命に引き裂かれた愛～」衣裳展

2025年5月23日（金）～6月5日（木）神奈川県 チネチッタ 衣装展示スペース
展示時間：期間中の劇場オープンからクローズまで
展示衣装数：3点（賈宝玉、林黛玉、薛宝釵）
※展示内容は予告なく変更となる場合あり

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