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倍賞千恵子&木村拓哉が軽快なやり取り、山田洋次の監督作「TOKYOタクシー」初映像

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「TOKYOタクシー」ポスタービジュアル(横)

山田洋次が監督を務め、倍賞千恵子、木村拓哉が出演する映画「TOKYOタクシー」の初映像となる特報がYouTubeで公開された。

フランス映画「パリタクシー」を原作として、舞台を東京に置き換えた本作。冴えない日々を送るタクシー運転手の宇佐美浩二が、85歳の高野すみれを東京・柴又から神奈川・葉山にある高齢者施設まで送るさまが描かれる。すみれは浩二に寄り道を依頼。旅をともにするうちに心を許した彼女は、自らの壮絶な過去を語り始めるのだった。すみれを倍賞、浩二を木村が演じている。

映像には「お客さん、行き先は?」「お伝えしたと思うけど」というそっけない2人の会話を収録。さらに、すみれの「運転手さんの初恋は?」という質問に浩二が「覚えてませんよ、そんなの」と応じ、すみれが「あらつまんない、照れてるのね!」と彼の肩をたたく軽快なやり取りも映し出されていく。あわせて解禁されたポスタービジュアルには、操上和美が撮影したすみれ、浩二の2ショット写真が使用された。

本作がクランクアップを迎えたのは4月。現場では、ひと足先にオールアップした木村のもとに倍賞がサプライズで駆け付け、山田を交えてハグする様子も見られた。倍賞は木村の印象を「ものすごく豊かな才能を持ってらっしゃる人で、色んな引き出しがたくさんある」と語り、「お互いに(お芝居が)上手くいくとハイタッチして、とても楽しく撮影をさせていただきました」と回想。一方、木村は倍賞について「素敵な方、本当に愛おしい方」と述べ、19年ぶりとなる山田組への参加を「こんな贅沢で、こんなにハートフルな現場が滅多にないので、巡り会えたことは凄くラッキーだと思います」と振り返っている。

「TOKYOタクシー」は11月21日に全国で公開。脚本は山田と朝原雄三が執筆した。

倍賞千恵子 コメント

演じるうえで意識した点や、監督からのリクエスト

演技もそうですが、まずは先に爪(ネイル)作りから始まりました。最初は3時間半かかりました。ネイルと合わせて、独特な髪型も作ったのですが、衣裳合わせの時、山田監督に「挑戦的な髪型にしてほしい」、「衣裳もどこか挑戦的な雰囲気であってほしい」と言われたんです。なので、それをいつも念頭に置きながら、私自身もこのような役は初めてで、挑戦しながら撮影を続けていました。

木村拓哉との共演について

「今の演技変だった?」って聞いたり、木村さんも「今のどうだった?」って聞き合ったりしていました。お互いに(お芝居が)上手くいくとハイタッチして、とても楽しく撮影をさせていただきました。ものすごく豊かな才能を持ってらっしゃる人で、色んな引き出しがたくさんあるんです。じっくり向き合うことで、その奥にある豊かな才能が次々と出てくる方なので、お芝居していてとても楽しかったです。

観客へのメッセージ

私の大好きなイチョウ並木も本編に登場しますので、東京の景色と共にこの物語を楽しんでいただけたらと思っています。そして、映画を見終わった後に、なぜか皆さんが「ハイタッチしない?」と言いたくなるような、そんな気持ちになっていただけたら嬉しいです。「TOKYOタクシー」ぜひ劇場でご覧になってください。

木村拓哉 コメント

監督の演出や、山田組の雰囲気

こんな贅沢で、こんなにハートフルな現場が滅多にないので、巡り会えたことは凄くラッキーだと思います。
山田監督が映画を作っている、映画を撮影しているという、原点のようなものを改めて考えさせてくださった現場でした。

倍賞千恵子との共演について

改めて素敵な方、本当に愛おしい方だなと思いました。山田監督という巨匠のもと、倍賞さんとご一緒にお芝居をさせていただく中で、なかなかOKが出ない時もありましたけど、悔しいという気持ちではなく、それさえも楽しいと感じられました。OKが出た時も、もちろん嬉しいのですが、倍賞さんと共演させていただき、その一つ一つの工程が楽しかったです。

観客へのメッセージ

フランスで製作された「パリタクシー」という作品を、山田監督が東京を舞台にしたらどのような作品になるのだろうかと、今から楽しみにしています。
素敵なキャストの方々、素敵なスタッフが携わって作り上げた作品です。「映画ってやっぱりいいな」と、単純にホッコリ温かい気持ちになっていただけたら嬉しいなと思いますので楽しみに待っていていただきたいです。

©2025「TOKYO タクシー」製作委員会