Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > 金鶏海外影展が開幕、「唐人街探偵」チェン・スーチェン来日「お会いできてうれしい」

金鶏海外影展が開幕、「唐人街探偵」チェン・スーチェン来日「お会いできてうれしい」

映画

ニュース

ナタリー

「金鶏海外影展」オープニングイベントの様子

中国のアカデミー賞と称される祭典「中国金鶏百花映画祭」が「金鶏海外影展」として日本上陸。オープニングイベントが本日5月23日に東京・ヒューマントラストシネマ有楽町で行われ、上映作である「唐探 1900」の監督チェン・スーチェン(陳思誠)、中国電影家協会執行主席のドン・グアンフイ(鄧光輝)、中国電影導演協会会員のチェン・ウー(陳宇)らが出席した。

日本初開催となった「金鶏海外影展」。本日5月23日から5月27日までの期間に中国映画6作品が特別上映される。ドン・グアンフイは「『中国金鶏百花映画祭』は中国で33年の歴史がある影響力の大きい映画祭です。中国の映画文化の促進、世界の映画交流の促進を使命としてきました。これまでもアメリカやイタリアで映画祭を開催し、好評をいただいております」と述べ、「2025年、『金鶏海外影展』の一番最初の訪問地は日本にしました」「長年にわたって中国と日本は映画で密な交流を行ってきましたが、今回の映画祭の開催で、さらに交流が広がることを願っています」と語る。そして「映画祭のオープニングを飾るのは『唐探 1900』です。これはチェン・スーチェン監督が手がける『唐人街探偵』シリーズの最新作で、興行収入は人民元で36億元の大ヒットとなっています」と紹介した。

東京を舞台としたシリーズ第3弾「唐人街探偵 東京MISSION」のヒットにより、“中国で最も若くして興行収入100億元を突破した監督”となったチェン・スーチェン。拍手に迎えられ登場した彼は「2019年に東京で『唐人街探偵 東京MISSION』を撮影しましたが、それからあっという間に6年が経ちました。再び東京に戻り、観客の皆さんにお会いできてうれしく思っています」と笑みをこぼす。

新作「唐探 1900」は1900年代の米サンフランシスコが舞台だが、撮影したのは中国の山東省だそうで「1900年のサンフランシスコを今のサンフランシスコで撮影するのは難しいので、山東省に巨大な撮影拠点を設けて制作しました」と明かす。そして「1900年と言いますと、中国にとってなんとも言えない、複雑な時代です。私たちにとってはそれほど明るくない、よくない歴史というものも存在しているんです。映画を通じて、あのような歴史は再び起こってはいけないんだと感じてもらえたら、そんな思いを込めて作りました。中国人もそういった努力をしているんだと、知ってもらえたら幸いです」と伝えた。映画ナタリーでは「唐探 1900」ティーチインイベントのレポートも追って掲載する。

なお5月25日14時20分より「EXPO 2025 大阪・関西万博」内にある中国館にて中国映画デーを開催。チェン・スーチェンとチェン・ウーがスピーカーとして登壇する予定だ。

「金鶏海外影展」は5月27日までヒューマントラストシネマ有楽町で開催。

「金鶏海外影展(きんけいかいがいえいてん)」

2025年5月23日(金)~5月27日(火)東京都 ヒューマントラストシネマ有楽町

<上映スケジュール>

5月24日(土)18:20~「好東西-Her Story-」
5月25日(日)18:20~「長安三万里」
5月26日(月)18:20~「宝孜達 -バウズダ-」「半路出家」「幸存者」
5月27日(火)18:20~「唐探1900」