6/1(日)・国立・決勝を懸けた王者対決! 埼玉WKの4年連続ファイナルか? S東京ベイの2年ぶり進出か?
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NTTジャパンラグビーリーグワン2024-25第2節・埼玉ワイルドナイツ×クボタスピアーズ船橋・東京ベイより (C)JRLO
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すべて見るもうひとつの準決勝はチャンピオン経験者同士の激突である。『NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25』プレーオフトーナメント準決勝2日前の5月22日、初代王者・埼玉ワイルドナイツと2022-23シーズン覇者・クボタスピアーズ船橋・東京ベイのオンライン記者会見が行われた。片や4年連続となるファイナル進出へ、片や2年ぶりとなる決勝進出へ、指揮官、代表選手が意気込みを口にした。
埼玉WK・ロビー・ディーンズHC「とても長いシーズン、今年もこのプレーオフに出られることを我々は軽く見てはいない。すごくタフな競争の末、この位置に戻って来られて、チームとしてとても光栄に思う。とてもワクワクしている」
長田智希「チームとしてプレーオフにいい結果を残すためにここまで準備をしてきたので、まずは準決勝、2週間しっかり準備する時間があったので、自分たちのラグビーをしっかり出して、いい結果を得られればと思う」
S東京ベイ・フラン・ルディケHC「ハードワークしてきた結果、トップ4に残ることができ、また会社の広告塔としてもこの場に立つことができてうれしい。セレクションに関しても3人が復帰した。ここにいるオペティ(・ヘル)や江良(颯)、(ハラトア・)ヴァイレアも戻ってきた。ベンチもFW6人、BK2人で今季何度か試してうまくいっているので、FWのビッグボーイたちを動かしていきたい」
オペティ・ヘル「トップ4に入れてうれしいし、試合に出られることもうれしい。シーズン通した学びが生かされた結果なので、エンジョイしたい。自分は数週間試合から離れていたので、戻って来られてうれしい。いつも通り選手同士サポートして、ベストを尽くしたい」
両指揮官は選出したメンバーについて言及した。
ディーンズ監督「ラグビーのメソッドが最近変わってきて、ベテランをゲームの締め括りに持ってくることが多くなった。彼らは戦術的な知識や経験を重ねているので、そういう起用をするチームも多い。今季ケガ人が多く、いろんなポジションをする選手が多かったが、その経験も生きている。ただスタートかフィニッシュかは関係なく、選手はこのチャレンジでうまく反応してくれると思うし、ベテランを投入する前にうまくゲームを運んでくれることを期待している。非常事態に直面した場合、ベテランにはうまくマネジメントしてもらいたい」
ルディケHC「ベストのコンビネーションがあり、勝てるメンバーだと思っている。パナソニックとの試合ではキックとテリトリー、セットピースと規律、あとは正しいエリアで戦い、いかにスコアに変えていくかが大事。FWの仕事量が多くなので、ベンチメンバーを6人にした。80分間通した戦い方を考えてこのようなメンバーになっている」
5月3日の『NTTリーグワン2024-25』第17節の29-29の引き分けを長田とヘルは正反対の言葉で振り返った。
長田「過去の試合から学びはあったし、最後の試合ほとんど負けの試合をした学びはチームとして大きく、全部出し切って最後勝利を掴む取ることを意識している。戦術的というより、自分たちのメンタリティが大きかったと言える。最後のシーンで自分たちがどう勝ちに持っていくのか、自分たちがどう行動に移していくか」
ヘル「結果に関しては引き分けだが、自分はエンジョイできていたし、ポジティブにとらえていた。でも試合後に振り返ると、もっとできるプレーはあった。今週もう一度戦う権利を得て、それを試すチャンスをもらった。毎日の練習の中でプレッシャーを掛けて練習しているので、お互いエンジョイしたい」
3度目の対戦では長田はキック、ヘルは基礎的な部分を重要視していた。
長田「キックのところが重要な役割になってくると思う。天気がどうなるかもあるが、キックのところ、コンテストキックや流れの中でのロングキックの使い方、エリアのマネジメントが重要だと思う。キックの選択に対して周りがどう反応するか。キックチェイスだったり、自分たちのシステムを出せれば問題ないと思う」
ヘル「どれだけシステムを信頼してできるか、特別なことではなく、お互いのためにベースの部分でどれだけプレーできるか。スクラムやラインアウトの役割をどれだけできるか。もちろんチャンスがあればキャリーも狙うが、ディフェンスでもプロセス通りのことをどれだけエンジョイできるかだと思っている」
両軍の試合登録メンバーは次の通り。
【埼玉WK】
1稲垣啓太、2坂手淳史、3リサラ・フィナウ、4リアム・ミッチェル、5ルード・デヤハー、6ベン・ガンター、7ラクラン・ボーシェー、8ジャック・コーネルセン、9小山大輝、10山沢京平、11長田智希、12ダミアン・デアレンデ、13ディラン・ライリー、14竹山晃暉、15山沢拓也、16佐藤健次、17クレイグ・ミラー、18ヴァル アサエリ愛、19エセイ・ハアンガナ、20大西樹、21高城佑太、22マリカ・コロインベテ、23野口竜司
【S東京ベイ】
1紙森陽太、2マルコム・マークス、3オペティ・ヘル、4ルアン・ボタ、5デーヴィッド・ブルブリング、6タイラー・ポール、7末永健雄、8ファウルア・マキシ、9藤原忍、10バーナード・フォーリー、11根塚洸雅、12立川理道、13リカス・プレトリアス、14ハラトア・ヴァイレア、15押川敦治、16江良颯、17海士広大、18為房慶次朗、19デーヴィッド・ヴァンジーランド、20トゥパ フィナウ、21ブリン・ホール、22山田響、23ピーター・ラピース・ラブスカフニ
果たして、王者対決を制して決勝へ勝ち進むのは4年連続の埼玉WKか、2年ぶり2度目のS東京ベイか。『NTTリーグワン2024-25』プレーオフトーナメント準決勝2・埼玉WK×S東京ベイは5月25日(日)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。当日は昨季大好評だったグルメ企画「秩父宮肉祭」を開催。車いすラグビー体験や女子の元日本代表選手とヒット・タックル・パスの体験ができるOne Rugby体験会も実施。人気コミック誌「月刊コロコロコミック」の特設ブースでは数量限定で中学生以下対象にコロコロおみやげセットを配布する。試合の模様は日本テレビ(関東ローカル)にて録画放送。チケット発売中。
NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 プレーオフトーナメントの特設ページ
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2558701
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