眞栄田郷敦「港のひかり」で尾上眞秀と2人1役、舘ひろし&藤井道人と念願のタッグ
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「港のひかり」より、左から舘ひろし演じる“おじさん”こと三浦、眞栄田郷敦演じる幸太
舘ひろしの主演映画「港のひかり」に眞栄田郷敦が出演していることが明らかに。新たな場面写真も公開された。
「ヤクザと家族 The Family」の藤井道人が監督・脚本を担い、舘と2度目のタッグを組んだ本作。北陸の港町を舞台に、元ヤクザの“おじさん”と、両親を事故で亡くし自身の視力も失った少年・幸太の十数年間の友情が描かれる。劇中では、おじさんが“ある方法”により金を工面したおかげで幸太の目は見えるように。しかし、そこにおじさんはいなかった。そして、青年になった幸太は「実は、おじさんは元刑事だったんだ」という小さな嘘を信じ、自分に光をくれた憧れの人を追いかけるように刑事になる。舘が“おじさん”こと三浦に扮し、歌舞伎界でも注目を集める尾上眞秀が少年期の幸太役で映画初出演を果たした。
眞栄田が演じるのは、青年期の幸太。公開された場面写真には、再会した三浦と幸太がベンチに並んで座る様子や、銃を構える幸太の姿が収められた。
眞栄田は「『ヤクザと家族 The Family』を見て、藤井監督や舘さんとずっとご一緒したいと願っていました。今回そのお二人と同時にご一緒できる機会をいただきすごく気合いの入る現場でした」と述べ、「少年時代の幸太を演じられた尾上眞秀くんの生のお芝居や映像を見させていただき違和感のないように幸太を引き継ぎたいと思っていました。そして、その少年時代におじさんから見せられた強さと優しさをずっと追いかけて生きてきたであろう、描かれていない十数年もしっかり青年幸太に乗せて演じられるよう意識しました。誰かのために生きる美しさを感じられる映画になっていると思います」とつづった。
「港のひかり」は、11月14日に全国公開。2022年に死去した河村光庸が企画を手がけ、日本映画界を代表するキャメラマンの木村大作が撮影を担当した。
眞栄田郷敦 コメント
2021年に公開された映画「ヤクザと家族 The Family」を見て、藤井監督や舘さんとずっとご一緒したいと願っていました。今回そのお二人と同時にご一緒できる機会をいただきすごく気合いの入る現場でした。そしてキャメラマンには木村大作さん。35mmフィルムでの撮影は普段の現場にはない集中力と緊張感でした。僕が演じさせたいただいたのは両親を事故で失い、同時に視力も失った少年が元ヤクザのおじさんに生きる光をもらい、青年へと成長した大森幸太です。
少年時代の幸太を演じられた尾上眞秀くんの生のお芝居や映像を見させていただき違和感のないように幸太を引き継ぎたいと思っていました。そして、その少年時代におじさんから見せられた強さと優しさをずっと追いかけて生きてきたであろう、描かれていない十数年もしっかり青年幸太に乗せて演じられるよう意識しました。誰かのために生きる美しさを感じられる映画になっていると思います。
©2025「港のひかり」製作委員会