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長崎で歌舞伎舞踊公演、片岡愛之助「“特別な”公演を皆さんと一緒に」

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「長崎スタジアムシティ歌舞伎舞踊特別公演」記者会見の様子。左からリージョナルクリエーション長崎の岩下英樹代表取締役社長、片岡愛之助、藤間勘十郎。

7月に長崎・長崎スタジアムシティ HAPPINESS ARENAにて「長崎スタジアムシティ歌舞伎舞踊特別公演」が上演される。それに先駆けて5月26日、長崎県内にて、同公演に出演する片岡愛之助と、日本舞踊家の藤間勘十郎が会見に出席した。

開催にあたり、主催であるリージョナルクリエーション長崎の岩下英樹代表取締役社長は「長崎スタジアムシティは、開業して約半年が経過しました。これまでハピネスアリーナでは、スポーツや音楽を中心にたくさんのイベントを開催してきましたが、日本の文化や伝統芸能に関するイベントも開催したいとずっと考えていました」「歌舞伎を好きな方のみならず、人生の中で歌舞伎にふれたことがない方も含めて、ご体験いただけたら嬉しいです。子どもたちも含めて、なるべくたくさんの方に楽しんでいただきたいという想いから、長崎の子どもたちを招待する企画の準備を進めています。ぜひ多くの方に、『長崎スタジアムシティ 歌舞伎舞踊特別公演』をお楽しみいただけたら嬉しいです」とあいさつ。

愛之助は「私自身、初めて長崎で歌舞伎をさせていただきますので、とても楽しみです」と笑顔を見せ、「二日間の公演ですが、長崎スタジアムシティでしか見られない、“特別な”公演を皆さんと一緒に創りたいと思います。私自身、歌舞伎には子役として出ていましたが、それこそ5・6歳の頃に初めて歌舞伎を見て以来、今までずっと歌舞伎好きです。ぜひお子様とご一緒に足をお運びいただければと思います。きっと楽しいことがございます。地元の方々に見ていただいて、歌舞伎という伝統文化が長崎に根付いていく第一歩とさせていただけると嬉しいです」と抱負を語った。

勘十郎は演目について紹介。「正札附根元草摺(しょうふだつき こんげん くさずり)」については「江戸時代には曽我狂言が流行り、今でもお正月を中心におめでたい作品として上演されています。この作品は引き合いものという歌舞伎によくある演出で、今回は曽我五郎を勤める尾上右近さんと舞鶴を勤める中村壱太郎さんが鎧の草摺を引っ張り合います。静と動も見どころで、力強い右近さんの静と、女方の壱太郎さんの動きの対比をお楽しみいただけます」と言い、「蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)」については「一人の演者が次々に姿を変える変化舞踊で、特にスペクタクルに富んだ作品です。色々なやり方がありますが、永楽館の公演(平成21年11月)の際に愛之助さんと構成を相談しながら創り、その後、名古屋の顔見世や歌舞伎座、京都南座など大きさも構造も異なる劇場で上演してきました。今回はなんといっても初めて“アリーナ”でやるということで、ここでしか見られないまさに“特別公演”に相応しいものになるのではないかと今から楽しみにしています」と期待を寄せた。

「長崎スタジアムシティ歌舞伎舞踊特別公演」は7月26・27日に行われ、チケットの一般前売りは6月30日12:00にスタートする。

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