双子の映像作家ブラザーズ・クエイ、新作長編「砂時計サナトリウム」公開
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「砂時計サナトリウム」メインビジュアル
スティーヴン・クエイとティモシー・クエイによる双子の映像作家ブラザーズ・クエイ。彼らの19年ぶりの長編「Sanatorium Under the Sign of the Hourglass」が、「砂時計サナトリウム」の邦題で7月12日より東京のシアター・イメージフォーラムにて公開される。
本作は、ポーランドの作家ブルーノ・シュルツの短編集をもとに制作された人形アニメーション。物語の主人公は、死の床にある父を見舞おうとサナトリウムを訪れる青年ヨゼフ。サナトリウムを仕切る怪しげな医師ゴッタルダは「あなたの国から見ればお父様は亡くなったが、ここではまだ死んでいません。ここでは、一定の間隔で常に時間が遅れているのです。その間隔の長さは定義できません」とヨゼフに告げた。やがてヨゼフは、サナトリウムが現実と夢の狭間に漂う世界であることに気づき、時間も出来事も、目に見える形をとって存在することができないと知る。
YouTubeでは予告編が公開中。
※記事初出時、作品名に誤りがありました。お詫びして訂正します。
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