映画「ラ・コシーナ」厨房大混乱の本編映像、床がチェリーコークに浸っていく

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25/5/31(土) 12:00

「ラ・コシーナ／厨房」場面写真

ラウル・ブリオネス、ルーニー・マーラらが出演した映画「ラ・コシーナ／厨房」より、本編の一部がYouTubeで解禁された。

本作の舞台は、移民たちが働くアメリカ・ニューヨークの観光客向け大型レストラン「ザ・グリル」。ある日、そのレストランで売上金の盗難事件が起こり、その疑いをかけられた従業員たちのストレスはピークに達する。トラブルメーカーのメキシコ人シェフ・ペドロをブリオネス、ペドロの恋人で秘密を抱えるアメリカ人ウェイトレス・ジュリアをマーラが演じた。

映像は、ランチで大賑わいの「ザ・グリル」の客席フロアとその奥にある厨房の大混乱を捉えたもの。14分ノーカットで撮影されたシーンの一部だ。この日はディスペンサーの故障によりチェリーコークの販売を中止していたが、それを知らずに注文を受けたウェイトレスがグラスにチェリーコークを注いだのだった。厨房の床がチェリーコークで満たされていく状況でも、絶えず続く大量の注文を前に手を止める者は誰もいない。

監督のアロンソ・ルイスパラシオスは「ランチのラッシュ時に起きる連続した出来事は、ひとつながりのアクションとして描いています。観客が、実際にキッチンで働く料理人やウェイトレスと同じように、この空間に没入してほしいと考えたのです」と明かす。マーラは「まるで振り付けされたダンスのようでした。舞台にすごく近い感覚で、ものすごいエネルギーが必要だったんです」と撮影を回想した。

また、本作のオリジナルグッズやコラボメニューが展開されることが明らかに。公開初日となる6月13日には、東京・ヒューマントラストシネマ有楽町で本作を高く評価する俳優・佐津川愛美が登壇のトーク付き上映が行われる。イベント時には、画家・ヒグチユウコのイラストがあしらわれたチロルチョコレートが配布される予定だ。コラボメニューやイベントの詳細は公式サイトで確認してほしい。

全編ほぼモノクロームの「ラ・コシーナ／厨房」は、6月13日に東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国でロードショー。